“神仙譚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんせんたん66.7%
しんせんだん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽衣を身に着けるとともに地上的な物思いが、現世の煩悩が、立ちどころに消え失せるというような考えは、奈良朝の神仙譚しんせんたんにはなかった。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
なにもこの峠が、夢に見た峠と寸分違わないというような、神仙譚しんせんたんにありそうな光景を想像するのではない。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それで、この国曳くにびきの神話でも、単に無稽むけい神仙譚しんせんだんばかりではなくて、何かしらその中にる事実の胚芽はいがを含んでいるかもしれないという想像を起こさせるのである。
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)