“腸詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ソーセージ38.5%
ちょうづめ23.1%
ちょうづ15.4%
ウルスト7.7%
ちようづめ7.7%
ソーシッソン7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第三の肉屋でも、塩豚ハム腸詰ソーセージを注文しながら、やはり買わずに水の中へとびこんでいる。つまり三度とも目的をもたずに現われたと云えるだろう。
水中の怪人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その晩クリストフは、断食と小斎日と四旬節の精進とがいっしょに来たような場合にあった。窓ぎわのくぎにつるした腸詰ちょうづめはもうひもだけしか残っていなかった。
云わば細長い腸詰ちょうづめのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下っているのである。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
カフェー・コムプレに腸詰ウルストを食べて、また表に出ると、昨日のカウフマンが、約束の煙草を買い込んで村からてくてく登って来た。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
なぜ先刻、わずかな残金を食物の代に費やしたのか。ポケットにあるパンと腸詰ちようづめとを、古本屋へ書物の代として提供することができるなら!
指程の腸詰ソーシッソン十八を白葡萄酒で煮て冷してからさじでくずす。マデール葡萄酒で煮た同量の肝臓脂肪フォア・グラと前のくずした腸詰とを一緒にこねる。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)