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ちょうづめ
ふりがな文庫
“ちょうづめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
腸詰
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腸詰
(逆引き)
その晩クリストフは、断食と小斎日と四旬節の精進とがいっしょに来たような場合にあった。窓ぎわの
釘
(
くぎ
)
につるした
腸詰
(
ちょうづめ
)
はもう
紐
(
ひも
)
だけしか残っていなかった。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
その一方、白丘ダリアは
益々
(
ますます
)
健康に輝き
頸
(
くび
)
から胸へかけての曲線といい、腰から下の飛び出したような
肉塊
(
にくかい
)
といい、まるで張りきった太い
腸詰
(
ちょうづめ
)
を
連想
(
れんそう
)
させる程だった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
食堂から五十二
仙
(
セント
)
の日本ビールを一本買って来て、ベットの上にアグラを掻きながら、缶の蓋を開けて、
美味
(
うま
)
そうな
腸詰
(
ちょうづめ
)
の横ッ腹をジャクナイフで薄く切り初めたもんですが
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
大きな
腸詰
(
ちょうづめ
)
を買って窓につるしておいた。その厚ぼったい肉片、堅い一片のパン、手製のコーヒー一杯、それだけで彼は山海の珍味とした。しかしそれを二人分も食べたかった。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
……ハテナ……蓄音機屋の地下室が、
腸詰
(
ちょうづめ
)
工場になっているのか知らん。コンクリの床の上をズルズルと引き
摺
(
ず
)
られながら、その臼の処へ連れて行かれましたが、別に怖くも何ともありませんでした。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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