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今樣
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いまやう
ふりがな文庫
“
今樣
(
いまやう
)” の例文
新字:
今様
中
(
なか
)
がらすの
障子
(
しようじ
)
のうちには
今樣
(
いまやう
)
の
按察
(
あぜち
)
の
後室
(
こうしつ
)
が
珠數
(
じゆず
)
をつまぐつて、
冠
(
かぶ
)
つ
切
(
き
)
りの
若紫
(
わかむらさき
)
も
立出
(
たちいづ
)
るやと
思
(
おも
)
はるゝ、その一ツ
搆
(
かま
)
へが
大黒屋
(
だいこくや
)
の
寮
(
りよう
)
なり。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
金
(
きん
)
の
幣
(
へい
)
が雲に乘つて下りて來る繪や、また
今樣
(
いまやう
)
の
無恰好
(
ぶかつかう
)
な軍帽を
被
(
かぶ
)
つた兵隊が、軍旗を立てゝ煙の中を
這
(
は
)
ひ出してゐる繪や、本式に白馬を一頭だけ
畫
(
ゑが
)
いたのや
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
古風の湯宿と
今樣
(
いまやう
)
の旅館とが入り交つてゐる
温泉
(
ゆ
)
の
香
(
か
)
の高い小さな村であるが、何となく人をゆつたりと
沈着
(
おちつ
)
かせてしまふやうなところが、實際山奧の湯村の氣分でもあらう。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
一葉女史
(
いちえふぢよし
)
はおのれと
同
(
おな
)
じ
園生
(
そのふ
)
にありて
萩
(
はぎ
)
の
舍
(
や
)
の
露
(
つゆ
)
におほし
立
(
たて
)
られし
下葉
(
したは
)
なり
萩
(
はぎ
)
の
舍
(
や
)
中島
(
なかじま
)
の
師
(
し
)
は
常
(
つね
)
にいにしへぶりのしなたかきを
教
(
をしへ
)
さとし
給
(
たま
)
へれど
性來
(
せいらい
)
のすき
心
(
こゝろ
)
によの
耳
(
みゝ
)
ちかく
俗
(
ぞく
)
に
今樣
(
いまやう
)
の
情態
(
じやうたい
)
を
うもれ木:01 序
(旧字旧仮名)
/
田辺竜子
(著)
「ぢやア、あんな
清水鳥
(
しみずとり
)
のやうなものが
今樣
(
いまやう
)
美人ですか?」
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
▼ もっと見る
綾子
(
りんず
)
羽ぶたへ
今樣
(
いまやう
)
に
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
派手
(
はで
)
なるは
曙
(
あけぼの
)
の
振袖
(
ふりそで
)
緋無垢
(
ひむく
)
を
重
(
かさ
)
ねて、
老
(
ふ
)
け
形
(
かた
)
なるは
花
(
はな
)
の
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
の
松
(
まつ
)
の
色
(
いろ
)
、いつ
見
(
み
)
ても
飽
(
あ
)
かぬは
黒出
(
くろで
)
たちに
鼈甲
(
べつかう
)
のさし
物
(
もの
)
、
今樣
(
いまやう
)
ならば
襟
(
ゑり
)
の
間
(
あひだ
)
に
金
(
きん
)
ぐさりのちらつくべきなりし
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今
常用漢字
小2
部首:⼈
4画
樣
部首:⽊
15画
“今”で始まる語句
今日
今
今朝
今度
今宵
今夜
今年
今更
今生
今時