トップ
>
人毎
>
ひとごと
ふりがな文庫
“
人毎
(
ひとごと
)” の例文
好み
童女
(
どうぢよ
)
に
稀
(
まれ
)
なる
能書
(
のうしよ
)
なりと人々も
稱譽
(
もてはや
)
しけり此お高一
體
(
たい
)
容貌
(
みめかたち
)
美麗
(
うるはし
)
くして十五六歳に
成
(
なり
)
し頃は
類
(
たぐひ
)
なき
艷女
(
たをやめ
)
なりと見る
人毎
(
ひとごと
)
に心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若主人の留守中、彼の手助けは若い作男であった。故人は其作代が甲斐々々しく骨身を惜まず働く事を
人毎
(
ひとごと
)
に
誉
(
ほ
)
めて居た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
されども
人毎
(
ひとごと
)
に
業用
(
げふよう
)
にさゝへて時を
失
(
うしな
)
ふか、又は一夜の大雪にかの
水源
(
すゐげん
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐ時は、水
溢
(
あぶれ
)
て
低
(
ひくき
)
所を
尋
(
たづね
)
て
流
(
なが
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
趙生はこう遇う
人毎
(
ひとごと
)
に、王生の話を
吹聴
(
ふいちょう
)
した。最後にその話が伝わったのは、
銭塘
(
せんとう
)
の文人
瞿祐
(
くゆう
)
である。瞿祐はすぐにこの話から、美しい
渭塘奇遇記
(
いとうきぐうき
)
を書いた。……
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
まゝならぬ世の習はしは、善きにつけ、惡しきにつけ、
人毎
(
ひとごと
)
に
他
(
ひと
)
には測られぬ
憂
(
うき
)
はあるものぞかし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
▼ もっと見る
馬爪
(
ばづ
)
のさし
櫛
(
ぐし
)
も
世
(
よ
)
にある
人
(
ひと
)
の
本甲
(
ほんかう
)
ほどには
嬉
(
うれ
)
しがりし
物
(
もの
)
なれども、
見
(
み
)
る
人毎
(
ひとごと
)
に
賞
(
ほ
)
めそやして、これほどの
容貌
(
きりよう
)
を
埋
(
うも
)
れ
木
(
ぎ
)
とは
可
(
あたら
)
惜しいもの、
出
(
で
)
て
居
(
い
)
る
人
(
ひと
)
で
有
(
あら
)
うなら
恐
(
おそ
)
らく
島原
(
しまばら
)
切
(
き
)
つての
美人
(
びじん
)
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
若き時の
過失
(
あやまち
)
は
人毎
(
ひとごと
)
に
免
(
まねか
)
れず、
懺悔
(
ざんげ
)
めきたる述懷は瀧口
却
(
かへつ
)
て迷惑に存じ候ぞや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
絶
(
たえ
)
て
廓
(
くるわ
)
へ足向もせず
辛抱
(
しんばう
)
して居たりし程に見聞
人毎
(
ひとごと
)
に久八の忠義により伊勢五の養子も人に成たりと
譽
(
ほめ
)
ければ久八も
蔭
(
かげ
)
ながら
悦
(
よろこ
)
びつゝ
己
(
おの
)
れが今の
姿
(
すがた
)
も打忘れてぞ居たりける然るに丁字屋の小夜衣は
伯父
(
をぢ
)
長庵が
惡計
(
あくけい
)
に罹りて戀しき人の
憂目
(
うきめ
)
に逢し事よりして
愛想
(
あいさう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
毎
常用漢字
小2
部首:⽏
6画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目