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一卷
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ひとまき
ふりがな文庫
“
一卷
(
ひとまき
)” の例文
新字:
一巻
したが、
此
(
この
)
戀
(
こひ
)
の
一卷
(
ひとまき
)
に
只一
(
たゞひと
)
つ
足
(
た
)
らはぬことゝいふは、
表紙
(
おもてがみ
)
がまだ
附
(
つ
)
かず、
美
(
うつく
)
しう
綴
(
と
)
ぢても
無
(
な
)
い。
魚
(
うを
)
はまだ
沖中
(
おきなか
)
にぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
畫工はまた豫め其心して、我を伴ひ入りぬ。先づ蝋燭一つ
點
(
とも
)
し、一をば猶衣のかくしの中に貯へおき、
一卷
(
ひとまき
)
の絲の端を入口に結びつけ、さて我手を引きて進み入りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
もなく
疑
(
うたが
)
ひだけで
濟
(
す
)
んだのだが、一
夜
(
や
)
を
思
(
おも
)
はぬ
所
(
ところ
)
で
明
(
あ
)
かしてしまつた
誰彼
(
たれかれ
)
、あまり
寢覺
(
ねざ
)
めがよかつた
筈
(
はず
)
も
無
(
な
)
いが、
何
(
なん
)
でも
物事
(
ものごと
)
の
先驅者
(
せんくしや
)
の
受難
(
じゆなん
)
の
一卷
(
ひとまき
)
とすれば
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
淺草
(
あさくさ
)
でも、
銀座
(
ぎんざ
)
でも、
上野
(
うへの
)
でも——
人
(
ひと
)
の
往來
(
ゆきき
)
、
店
(
みせ
)
の
構
(
かま
)
へ、
千状萬態
(
せんじやうばんたい
)
、
一卷
(
ひとまき
)
に
道中
(
だうちう
)
の
繪
(
ゑ
)
に
織込
(
おりこ
)
んで——また
内證
(
ないしよう
)
だが——
大福
(
だいふく
)
か、
金鍔
(
きんつば
)
を、
豫
(
かね
)
て
袂
(
たもと
)
に
忍
(
しの
)
ばせたのを、ひよいと
食
(
や
)
る、
其
(
そ
)
の
早業
(
はやわざ
)
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
歌の
一卷
(
ひとまき
)
樹
(
こ
)
のもとに
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
夫人 どうぞいの、あのやうなお
方
(
かた
)
を
可愛
(
いと
)
しいと
思
(
おも
)
はぬか?
今宵
(
こよひ
)
の
宴會
(
えんくわい
)
には
彼方
(
あのかた
)
も
見
(
み
)
ゆる
筈
(
はず
)
、パリス
殿
(
どの
)
の
顏
(
かほ
)
といふ
一卷
(
ひとまき
)
の
書
(
ふみ
)
を
善
(
よ
)
う
讀
(
よ
)
んで、
美
(
び
)
の
筆
(
ふで
)
で
物
(
もの
)
してある
懷
(
なつか
)
しい
意味
(
いみ
)
をば
味
(
あぢ
)
はや。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
卷
部首:⼙
8画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥