“ひとまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一巻61.1%
一卷27.8%
一捲11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若布わかめのその幅六丈、長さ十五ひろのもの、百枚一巻ひとまき九千連。鮟鱇あんこう五十袋。虎河豚とらふぐ一頭。大のたこ一番ひとつがい。さて、別にまた、月のなだの桃色の枝珊瑚一株、丈八尺。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
畫工はまた豫め其心して、我を伴ひ入りぬ。先づ蝋燭一つともし、一をば猶衣のかくしの中に貯へおき、一卷ひとまきの絲の端を入口に結びつけ、さて我手を引きて進み入りぬ。
まねいて手繰たぐられたやうに絲卷いとまきからいといたが、はゞたけさつ一條ひとすぢ伸擴のびひろがつて、かた一捲ひとまきどうからんで。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)