“たうさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
當歳66.7%
搭載33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驚破すは秋草あきぐさに、あやかしのついてさふらふぞ、と身構みがまへしたるほどこそあれ、安下宿やすげしゆくむすめ書生しよせいとして、出來合できあひらしき夫婦ふうふきたりしが、當歳たうさいばかりの嬰兒あかんぼを、をとこが、小手こてのやうにしろシヤツをよろへる
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
仕合とは何事ぞや當歳たうさいにてうみの母に死別しにわか七歳なゝつの年には父にさへしなれ師匠のめぐみ養育やういくせられ漸く成長はしたるなりかくはかなき身を仕合とは又何故にお前は其樣になげき給ふぞとたづねけるお三婆はおつる涙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よくもかゝ絶島ぜつたうにかくまで整然せいぜんたる凖備じゆんび出來できことよとあやしまるゝばかりで、これしよ機械きかいしよ材料ざいりようは、すべて二ねん以前いぜんに、櫻木大佐さくらぎたいさ大帆船だいはんせんなみ江丸えまる搭載たうさいして、このしま運搬うんぱんきたつたもので
ほん煙筒えんとうに四ほんマストすこぶ巨大きよだいふねである、此度このたび支那シナおよ日本につぽん各港かくかうむかつての航海こうかいには、おびたゞしき鐵材てつざいと、黄金わうごん眞珠等しんじゆなどすくなからざる貴重品きちやうひん搭載たうさいしてさうで、その船脚ふなあし餘程よほどふかしづんでえた。