“たふさい”の漢字の書き方と例文
語句割合
搭載100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にしとしあきのはじめ、汽船きせん加能丸かのうまる百餘ひやくよ乘客じようかく搭載たふさいして、加州かしう金石かないはむかひて、越前ゑちぜん敦賀港つるがかうはつするや、一天いつてん麗朗うらゝか微風びふう船首せんしゆでて、海路かいろ平穩へいをんきはめたるにもかゝはらず
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其頃そのころ弦月丸げんげつまるが、今迄いままでほど澤山たくさんの、黄金わうごん眞珠しんじゆとを搭載たふさいして、ネープルスかう出發しゆつぱつして、東洋とうやうむかふといふのは評判ひやうばんでしたが、たれおそ海蛇丸かいだまるが、ひそかにその舷側そば停泊ていはくして
たゞちに軍艦ぐんかん」に搭載たふさいして、同時どうじ暗號電報あんがうでんぽうをもつて、松島海軍大佐まつしまかいぐんたいさ本國ほんごく政府せいふよりの許可きよかけ、きたる二十五にち拂曉ふつげう海底戰鬪艇かいていせんとうていあひはづ橄欖島かんらんたう方向ほうかうして進航しんかうした。