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『源蔵ヶ原』
ふりがな文庫
『
源蔵ヶ原
(
げんぞうがはら
)
』
市三がはいってゆくと、その小座敷にはもう三人来ていた。蝶足の膳を五つ、差向いに並べ、行燈が左右に二つ、火鉢が三つ置いてあった。 瓦屋の息子の宗吉をまん中に、こっちが石屋の忠太、向うに左官の又次郎が坐っていた。市三はかれらに頷いて、こっち側の …
著者
山本周五郎
初出
「週刊文春」文藝春秋新社、1962(昭和37)年12月17日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約46分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
混
(
こ
)
光
(
みつ
)
逢曳
(
あいび
)
捻
(
ね
)
掠
(
さら
)
怖
(
こわ
)
空洞
(
くうどう
)
面
(
つら
)
楯
(
だて
)
縞
(
しま
)
蔽
(
おお
)
蒼
(
あお
)
爪印
(
つめいん
)
自嘲
(
じちょう
)
痒
(
かゆ
)
脚
(
あし
)
皺
(
しわ
)
肴
(
さかな
)
紛
(
まぎ
)
立停
(
たちどま
)
眉
(
まゆ
)
行燈
(
あんどん
)
空地
(
あきち
)
硬
(
こわ
)
睨
(
にら
)
辛
(
つら
)
鮪
(
まぐろ
)
騙
(
だま
)
馴染
(
なじみ
)
饒舌
(
しゃべ
)
頷
(
うなず
)
頬
(
ほお
)
障
(
さわ
)
鍋
(
なべ
)
遮
(
さえぎ
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
躯
(
からだ
)
跼
(
かが
)
財布
(
さいふ
)
諄
(
くど
)
触
(
さわ
)
袷
(
あわせ
)
袋叩
(
ふくろだた
)
水溜
(
みずたま
)
蝶足
(
ちょうあし
)
啜
(
すす
)
拳
(
こぶし
)
慥
(
たし
)
惚
(
ほ
)
屹
(
きっ
)
奢
(
おご
)
壺
(
つぼ
)
堪忍
(
かんにん
)
囁
(
ささや
)
嗚咽
(
おえつ
)
拵
(
こしら
)
唾
(
つば
)
咎
(
とが
)
呟
(
つぶや
)
吃
(
ども
)
半纒
(
はんてん
)
劬
(
いたわ
)
凍
(
い
)
児
(
こ
)
儲
(
もう
)
揃
(
そろ
)
注
(
つ
)
世帯
(
しょたい
)
歯噛
(
はが
)
歪
(
ゆが
)
棘
(
とげ
)
桟敷
(
さじき
)
本所
(
ほんじょ
)
撫
(
な
)
摘
(
つま
)
浅蜊
(
あさり
)
掻
(
か
)
掴
(
つか
)
掩
(
おお
)
捻
(
ひね
)
捺
(
お
)
捉
(
とら
)
挾
(
はさ
)
挑
(
いど
)