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首
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しゅ
ふりがな文庫
“
首
(
しゅ
)” の例文
その
好敵手
(
こうてきしゅ
)
と思う者が
首
(
しゅ
)
として
自
(
みず
)
から門閥の
陋習
(
ろうしゅう
)
を脱したるが故に、下士は
恰
(
あたか
)
も戦わんと欲して
忽
(
たちま
)
ち敵の所在を
失
(
うしな
)
うたる者のごとし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一
首
(
しゅ
)
の
歌
(
うた
)
が
自
(
おの
)
ずと
私
(
わたくし
)
の
口
(
くち
)
を
突
(
つ
)
いて
出
(
で
)
たのもその
時
(
とき
)
でございます。
真嶺
(
さね
)
刺
(
さ
)
し、
相摸
(
さがむ
)
の
小野
(
おの
)
に、
燃
(
も
)
ゆる
火
(
ひ
)
の、
火中
(
ほなか
)
に
立
(
た
)
ちて、
問
(
と
)
いし
君
(
きみ
)
はも……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これをもってわが指令書の中にも、
首
(
しゅ
)
として土国の
嫌疑
(
けんぎ
)
を
醸
(
かも
)
すべき諸事を避け、宗教の事に
拘
(
かか
)
わる
条款
(
じょうかん
)
に至りては、ことに過多の寛裕を与えたり。
「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)
(新字新仮名)
/
ロバート・フィリモア
(著)
さきだっての
戦
(
いくさ
)
の如く、桃井、京極、山名、一色殿等の上に細川殿まで
首
(
しゅ
)
となって、敵勢の四万、味方は二三千とあっては、
如何
(
いかに
)
とも致し方無く、公方、管領の御職位
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「おばば様、御無用ですっ、なまじ、相見て別れるより、私は琴の音を聞いたのみで心が満たされている。おそらくあの人もそうでしょう。琴の返しに、私からも、一
首
(
しゅ
)
吟じて答えます」
日本名婦伝:小野寺十内の妻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その
首
(
しゅ
)
におるものは、
彼
(
か
)
の勘定奉行を
罷
(
や
)
めて米穀商となった平川半治である。当時
此
(
かく
)
の如く財利のために士籍を
遁
(
のが
)
れようとする気風があったことは、渋江氏もまた親しくこれを験することを得た。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
春
(
はる
)
と
夏
(
なつ
)
と
秋
(
あき
)
の
花
(
はな
)
を、一
首
(
しゅ
)
の中に
詠
(
よ
)
み
込
(
こ
)
んでごらんなさい。」
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ミルミドネスの
首
(
しゅ
)
たるもの、あと逐ひ來り迫る時、 595
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
燕王をして、丘将軍の功は我
之
(
これ
)
を知る、と
歎美
(
たんび
)
せしむるに至る。故に王の功臣を賞するに及びて、福
其
(
その
)
首
(
しゅ
)
たり、
淇国公
(
きこくこう
)
に
封
(
ほう
)
ぜらる。
其
(
その
)
他
(
た
)
将士の
鷙悍驁雄
(
しかんごうゆう
)
の者も、
亦
(
また
)
甚
(
はなは
)
だ
少
(
すくな
)
からず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
永禄年中三好家の堺を領せる時は、三十六人衆と称し、
能登屋
(
のとや
)
臙脂屋
(
べにや
)
が其
首
(
しゅ
)
であった。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“首”の解説
くび(首、頸, neck)とは頸部(けいぶ)、すなわち、人体において頭(頭部)と胴体をつなぐ部位である。
日本語ではまた、頭部そのものを指す場合もある。
(出典:Wikipedia)
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
“首”を含む語句
首肯
匕首
首領
船首
梟首
首引
首級
頸首
乳首
首尾
猪首
首府
馘首
首縊
俛首
首飾
首里
襟首
頓首
落首
...