“落首”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らくしゅ84.2%
らくしゆ10.5%
おちくび5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……もう町じゃ、その噂やら落首らくしゅやらで、あっちでもこっちでも、近頃にない気味のいいことだ、やったのは、町奴か、旗本か。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが文禄年間になると、「きかぬものたばこの法度はつと銭法度ぜにはつと、玉のみこゑにげんたくの医者」と云ふ落首らくしゆが出来た程、一般に喫煙が流行するやうになつた。——
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そのころの刑罰は極めて重く、浜田六之丞これがため死刑の宣告を受けたるのみならず、一家三族ことごとく落首おちくびとなって相果てたり。六之丞の弟に吉兵衛という者あり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)