てい)” の例文
こと浮沈室ふちんしつ機關室きくわんしつとはこのていもつと主要しゆえうなる部分ぶゞんではあるが、此事このこといては殘念ざんねんながらわたくしちかひたいして一言いちごん明言めいげんすること出來できぬ。
ていは、その黒雲のまっただなかへ、つきすすんでいくのです。つまり、潜航艇ぜんたいが、黒い液体につつまれてしまったのです。
宇宙怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ていれるしオォルは揃わぬし、外から見た目には綺麗きれいでも、ぼくには早や、落莫らくばく蕭条しょうじょうの秋となったものが感ぜられました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そこに三年前からひそかにバラック工場がたてられ、その中で大秘密だいひみつのうちに建造されていたこのロケットていは、いまや地球から飛びだすばかりになっていた。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
以上いじやうで、敬愛けいあいする讀者どくしや諸君しよくん髣髴ほうふつとして、このてい構造かうざうそのおどろくべき戰鬪力せんとうりよくについて、ある想像さうざう腦裡こゝろえがかれたであらう。
翌日、南加サウスカルホルニア大学で、ていを借りられるとのことで、練習に行きました。金門湾をまわって、オオクランドに出て、一路坦々たんたん、沿道の風光は明媚めいびそのものでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「まあ、そうでしょうな。しかし空へも発展していますよ。そうそう、明日は、羽田空港から月世界探検隊が十台のロケットていに乗って出発することになっています」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ていいさゝか空氣くうき缺乏けつぼうかんずることなく、十時間じかんでも二十時間じかんでも、必要ひつようおうじて海底かいてい潜行せんかう繼續けいぞくすること出來できるのである。
「まあ、そうでしょうな。しかし空へも発展していますよ。そうそう、明日は、羽田空港から月世界探検隊が十台のロケットていに乗って出発することになっています」
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ていは、固定席フィックス滑席艇スライデングに移るまえにあった。ドギュウと日本では称しているような昔なつかしいもの。それにオォルのにぎりも太く、ブレエドのはばも広く、艇はおそいけれど、バランスがよく、舟足も軽い。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
と、ものすごい原子弾炸裂さくれつの音響があとからあとへとつづく。そして原子弾をはこぶ無人ロケットていの音がまじって聞える。また地上からは、死にいく人々のかなしいうめき声がまいあがる。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そう言って、帆村が語りだした脱出方法というのは、ていに積んである爆弾を、全部一箇所にまとめ、これを爆発させるのである。するとうまくゆけば、「魔の空間」に穴がくかもしれない。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一刻もはやくロケットていへかえりつきたいものと、三根夫はねがった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
博士の声につづいて、ていはがたんと下へ落ちはじめた。目がまわる。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ポーデル博士は、たるロケットていの操縦席についた。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ていの主要部は、球形きゅうけいをしている。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)