“艇小而深者曰舼”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ていしょうにしてふかきものをきょうという	50.0%
ていせうにしてふかきものをきようといふ	50.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

しかし舟は曳舟には限らぬので、『和名鈔（わみょうしょう）』には釈名（しゃくめい）の「艇小而深者曰舼（ていしょうにしてふかきものをきょうという）」とある舼（きょう）の字をたかせに当ててある。

高瀬舟縁起 (新字新仮名) ／森鴎外(著)

原來たかせは舟の名で、其舟の通ふ川を高瀬川と云ふのだから、同名の川は諸國にある。しかし舟は曳舟には限らぬので、和名鈔には釋名の「艇小而深者曰舼（ていせうにしてふかきものをきようといふ）」とある舼（きよう）の字をたかせに當ててある。

高瀬舟縁起 (旧字旧仮名) ／森鴎外(著)