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火勢
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くわせい
ふりがな文庫
“
火勢
(
くわせい
)” の例文
家財道具
(
かざいだうぐ
)
が
門
(
もん
)
の
外
(
そと
)
に
運
(
はこ
)
ばれた
時
(
とき
)
火勢
(
くわせい
)
は
既
(
すで
)
に
凡
(
すべ
)
ての
物
(
もの
)
の
近
(
ちか
)
づくことを
許容
(
ゆる
)
さなかつた。
家
(
いへ
)
を
圍
(
かこ
)
んで
東
(
ひがし
)
にも
杉
(
すぎ
)
の
喬木
(
けうぼく
)
が
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
井中より
俄
(
にはか
)
に火をいだし
火勢
(
くわせい
)
さかんに
燃
(
もえ
)
あがりければ
近隣
(
きんりん
)
のものども
火事
(
くわじ
)
なりとしてはせつけ、井中より火のもゆるを見て此井を掘しゆゑ此火ありとて村のものども口々に主人を
罵
(
のゝし
)
り
恨
(
うら
)
みければ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
火勢
(
くわせい
)
は
衰
(
おとろ
)
へたやうに
思
(
おも
)
つて、
微
(
かすか
)
に
慰
(
なぐさ
)
められて
居
(
ゐ
)
た
處
(
ところ
)
であつたのに——
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
舐
(
ねぶ
)
つた
火
(
ひ
)
は
更
(
さら
)
に
此
(
こ
)
れを
噛
(
か
)
んでずた/\に
崩壞
(
ほうくわい
)
した
藁束
(
わらたば
)
は
其
(
そ
)
の
火
(
ひ
)
を
保
(
たも
)
つた
儘
(
まゝ
)
既
(
すで
)
に
其
(
そ
)
の
勢
(
いきほ
)
ひを
沈
(
しづ
)
めた
落葉
(
おちば
)
の
上
(
うへ
)
にばら/\と
亂
(
みだ
)
れ
落
(
おち
)
て
其處
(
そこ
)
に
復
(
ま
)
た
火勢
(
くわせい
)
が
恢復
(
くわいふく
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
井中より
俄
(
にはか
)
に火をいだし
火勢
(
くわせい
)
さかんに
燃
(
もえ
)
あがりければ
近隣
(
きんりん
)
のものども
火事
(
くわじ
)
なりとしてはせつけ、井中より火のもゆるを見て此井を掘しゆゑ此火ありとて村のものども口々に主人を
罵
(
のゝし
)
り
恨
(
うら
)
みければ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
群集
(
ぐんしふ
)
は
更
(
さら
)
に
時分
(
じぶん
)
を
見計
(
みはか
)
らつてはぐら/\と
柱
(
はしら
)
を
突
(
つ
)
き
倒
(
たふ
)
さうとした。
丈夫
(
ちやうぶ
)
な
柱
(
はしら
)
はまだ
火勢
(
くわせい
)
があたりを
遠
(
とほ
)
ざけて
確乎
(
しつか
)
と
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
他
(
た
)
の
村落
(
むら
)
の
人々
(
ひと/″\
)
は
漸次
(
だんだん
)
に
歸
(
かへ
)
り
去
(
さ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“火勢”の意味
《名詞》
火が燃焼する勢い。
(出典:Wiktionary)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒