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つき
其の
痲痺する
力に
對する
抵抗力が
衰へて
居るので
徳利が一
本づつ
倒されて
次の
徳利に
手が
掛つたと
思ふ
頃板の
間では一
同のたしなみが
亂れて
威勢が
出た。
おつぎは
次の
朝櫛を
探しに
出た。
同じ
年輩の
間には
誰の
惡戯であるかが
其の
場で
凡ての
耳に
知れ
渡つて
居た。
勘次は
續いて
擲つた。
曲者は
既に
遁げ
落ちたけれど
彼の
不意の
襲撃に
慌てゝ
節くれ
立つた
柹の
根に
蹶いて
倒れた。
彼は
次の
日足を
引ずらねば
歩けぬ
程足首の
關節に
疼痛を
感じたのであつた。