つき)” の例文
痲痺まひするちからたいする抵抗力ていかうりよくおとろへてるので徳利とくりが一ぽんづつたふされてつき徳利とくりかゝつたとおもころいたでは一どうのたしなみがみだれて威勢ゐせいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎはつきあさくしさがしにた。おな年輩ねんぱいあひだにはたれ惡戯いたづらであるかがすべてのみゝわたつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじつゞいてなげうつた。曲者くせものすでちたけれどかれ不意ふい襲撃しふげきあわてゝふしくれつたかきつまづいてたふれた。かれつきあしひきずらねばあるけぬほど足首あしくび關節くわんせつ疼痛とうつうかんじたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)