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ほうしん
ふりがな文庫
“
方針
(
ほうしん
)” の例文
ところが
江戸時代
(
えどじだい
)
になると、
徳川氏
(
とくがはし
)
の
政治
(
せいじ
)
の
方針
(
ほうしん
)
がさうであり、また
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
治
(
をさま
)
つて
來
(
き
)
たゝめか、
學問
(
がくもん
)
が
盛
(
さか
)
んになつて
來
(
き
)
ました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
二三の
事例
(
じれい
)
を見ると、随分親は子供のことを考えるものらしい。将来の
方針
(
ほうしん
)
のことから、嫁さんや住宅や
財産
(
ざいさん
)
のことまでも考えるもののようだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
そののちに、
琵琶湖
(
びわこ
)
の上で乗り落ちたまま
行方
(
ゆくえ
)
をうしなったクロをさがす
方針
(
ほうしん
)
もかんがえ、また、一
党
(
とう
)
の人々にも、
久
(
ひさ
)
しぶりで
会
(
あ
)
いたいと願った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しかし
衆議
(
しゅうぎ
)
がまちまちになってきまらないばあいに、それを
裁決
(
さいけつ
)
する人がなければ、連盟の
方針
(
ほうしん
)
が立たない」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
為に
早
(
はや
)
く人家ある所に
出
(
いづ
)
るの
方針
(
ほうしん
)
を
執
(
と
)
らざるべからざるを以て、
斯
(
か
)
く議論の
沸騰
(
ふつたう
)
したるなり。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
廉直
(
れんちょく
)
なる
方針
(
ほうしん
)
を
取
(
と
)
る
地方
(
ちほう
)
の
新聞紙
(
しんぶんし
)
、
芝居
(
しばい
)
、
学校
(
がっこう
)
、
公会演説
(
こうかいえんぜつ
)
、
教育
(
きょういく
)
ある
人間
(
にんげん
)
の
団結
(
だんけつ
)
、これらは
皆
(
みな
)
必要
(
ひつよう
)
欠
(
か
)
ぐ
可
(
べ
)
からざるものである。また
社会
(
しゃかい
)
自
(
みずか
)
ら
悟
(
さと
)
って
驚
(
おどろ
)
くようにしなければならぬとかなどとのことで。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ごもっともな
意見
(
いけん
)
です。その
方針
(
ほうしん
)
で、かならず
逮捕
(
たいほ
)
してみせます」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「正三、一生の
方針
(
ほうしん
)
に関係することだよ。もっとよく考えて見ろ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
というと、
卜斎
(
ぼくさい
)
は、なにか自分の
前途
(
ぜんと
)
について、だいじな
方針
(
ほうしん
)
をかんがえかけてきたとみえ、
逃
(
に
)
げたる
竹童
(
ちくどう
)
のことはともかく、どっかりと、庭石へ
腰
(
こし
)
をおろして
腕
(
うで
)
ぐみをしてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
眼下
(
がんか
)
に
茫々
(
ばう/\
)
たる大湖ありと、衆忽ち
拍手
(
はくしゆ
)
して帰途の
方針
(
ほうしん
)
を
定
(
さだ
)
むるを得たるを
喜
(
よろこ
)
び、帰郷の
近
(
ちか
)
きを
祝
(
しゆく
)
す、
日
(
ひ
)
既
(
すで
)
に中して
腹中
(
ふくちう
)
頻
(
しき
)
りに飢を
訴
(
うつた
)
ふ、されども一
滴
(
てき
)
の水を得る能はず、
况
(
いわ
)
んや飯を
炊
(
かし
)
くに
於
(
おい
)
てをや
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
“方”で始まる語句
方
方々
方法
方向
方角
方丈
方面
方便
方寸
方嚮