“ほうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
方針40.0%
方鍼15.0%
鮑信10.0%
報身10.0%
放心10.0%
法信5.0%
法身5.0%
縫針5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三の事例じれいを見ると、随分親は子供のことを考えるものらしい。将来の方針ほうしんのことから、嫁さんや住宅や財産ざいさんのことまでも考えるもののようだ。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
大洋に舵を失ひしふな人が、遙なる山を望む如きは、相澤が余に示したる前途の方鍼ほうしんなり。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
総兵力は八ヵ国といわれ、その八諸侯は、王匡おうきょう鮑信ほうしん喬瑁きょうぼう袁遺えんい孔融こうゆう、張楊、陶謙、公孫瓚などであった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで答者こたえて遣手やりてでありますと「仏は人にして生死をまぬかれたり。仏の生死は仮りに生死を示現したり」などと言うて、仏に法身ほっしん報身ほうしん化身けしんの三種のあることを解するようになるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
放心ほうしんと無邪気とは余裕を示す。余裕はにおいて、詩において、もしくは文章において、必須ひっすうの条件である。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
だから、ことし十五になる小坊主の法信ほうしんが、天井から落ちてくるすすきもを冷やして、部屋の隅にちぢこまっているのも無理はなかった。
死体蝋燭 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
それ、熊野本宮の阿弥陀如来は、済度苦界の教主、法身ほうしん報身ほうしん応身おうしんの三身をそなえたる仏なり。或は早玉宮はやたまぐう本地ほんちの薬師如来は衆病悉除しゅびょうしつじょの如来なり。
中学校の内、英学女工場じょこうじょうとなうるものあり。英国の教師夫婦を雇い、おっとは男子を集めて英語を授け、婦人は児女をあずかりて、英語の外にかねてまた縫針ほうしんの芸を教えり。
京都学校の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)