報身ほうしん)” の例文
それ、熊野本宮の阿弥陀如来は、済度苦界の教主、法身ほうしん報身ほうしん応身おうしんの三身をそなえたる仏なり。或は早玉宮はやたまぐう本地ほんちの薬師如来は衆病悉除しゅびょうしつじょの如来なり。
そこで答者こたえて遣手やりてでありますと「仏は人にして生死をまぬかれたり。仏の生死は仮りに生死を示現したり」などと言うて、仏に法身ほっしん報身ほうしん化身けしんの三種のあることを解するようになるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)