“報身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうしん66.7%
ほうじん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ、熊野本宮の阿弥陀如来は、済度苦界の教主、法身ほうしん報身ほうしん応身おうしんの三身をそなえたる仏なり。或は早玉宮はやたまぐう本地ほんちの薬師如来は衆病悉除しゅびょうしつじょの如来なり。
そこで答者こたえて遣手やりてでありますと「仏は人にして生死をまぬかれたり。仏の生死は仮りに生死を示現したり」などと言うて、仏に法身ほっしん報身ほうしん化身けしんの三種のあることを解するようになるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その境地は少くとも智慧を磨いた効果によって報いられた一つの世界だから、これを報土と言い、人格的に見て報身ほうじんと言います。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そのごとく、法身ほっしん応身おうじん報身ほうじんの三つは、一釈尊に備わっていたのでした。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)