“ほうじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邦人33.3%
庖人22.2%
報身11.1%
封人11.1%
縫紉11.1%
芳塵11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは品川しながわの遊女ぼうが外人に落籍らくせきせられんとしたことで、当時は邦人ほうじんにして外人のめかけとなれるをラシャメンと呼び、すこぶる卑下ひげしたものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ところへ、各人の卓へ、庖人ほうじんが魚のなますを供えた。左慈は、一べんして
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その境地は少くとも智慧を磨いた効果によって報いられた一つの世界だから、これを報土と言い、人格的に見て報身ほうじんと言います。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そのごとく、法身ほっしん応身おうじん報身ほうじんの三つは、一釈尊に備わっていたのでした。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
儀の封人ほうじんまみえんことを請う。曰く、君子の斯に至るや、吾未だ嘗てまみゆることを得ずんばあらざるなりと、従者之を見えしむ。出でて曰く、二三子何ぞ喪うことをうれえんや。天下の道なきや久し。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
毅堂は妻子を名古屋の家に留めて置いたので、任所に赴くにのぞんで縫紉ほうじんの労を取らしむるがためにしげ次を雇入れたのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
諸老すでニ異物トナリ二公モマタ逝ケリ。緑苔りょくたいハ閣ニ生ジ芳塵ほうじんしゃニ凝ル。アヽ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)