“本地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんち57.1%
ほんじ28.6%
ホンヂ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ、熊野本宮の阿弥陀如来は、済度苦界の教主、法身ほうしん報身ほうしん応身おうしんの三身をそなえたる仏なり。或は早玉宮はやたまぐう本地ほんちの薬師如来は衆病悉除しゅびょうしつじょの如来なり。
これまではいわゆる両部混同で何の神社でも御神体は幣帛へいはくを前に、その後ろには必ず仏像を安置し、天照皇大神は本地ほんじ大日如来だいにちにょらい八幡大明神はちまんだいみょうじんは本地阿弥陀あみだ如来
口よせの巫術は「本地ホンヂ語り」に響いた。此を扱ふのは、多くは、盲僧や陰陽師・山伏しの妻の盲御前メクラゴゼや、巫女の為事となつた。熊野には、かうした巫術が発達した。