斷言だんげん)” の例文
新字:断言
貝塚は如何にしてつくられたるか。すべてに通じて斯く斯くなりと斷言だんげんする事は出來ざれど、主として物捨て塲なりと思へばあやまり無し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
わたくし斷言だんげんする、わしごとたけく、獅子しゝごといさましき列國れつこく艦隊かんたい百千舳艫ひやくせんじくろならべてきたるとも、日章旗につしようきむかところおそらくば風靡ふうびせざるところはあるまいと。
それが彌生式やよひしきたゞちに結合けつがふされるかいなかは、いま斷言だんげんするあたはずだが、特種とくしゆ貝塚かひづかるとみとめられたうへは、それが彌生式土器やよひしきどきおほ關係くわんけいいうしてるとまではへるのである。
そこで世界せかい指折ゆびをりの博物館はくぶつかんといへば、どうしても西洋せいようにあるのをげなければならないのです。しかし、どのくに博物館はくぶつかんもつといかといふようなことは、容易ようい斷言だんげんするわけにはまゐりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
是等悉皆同性質のものなりや否や斷言だんげんがたしと雖も、石器時代に屬するもの夥多かたなるべきは疑ひを容れず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
わたくし斷言だんげんする、この海底戰鬪艇かいていせんとうてい一度ひとたび逆浪げきらう怒濤どたうつて縱横無盡じゆうわうむじん隱見出沒いんけんしゆつぼつ魔力まりよくたくましうするときには、たとへひやく艦隊かんたいせん大戰鬪艦だいせんとうかん彈丸だんぐわんあめらしてむかつたとて
各遺跡を一々檢査けんさし相互に比較ひかくしたりとは斷言だんげんし難けれど、日本諸地方の石器時代遺跡中には互にことなれる人民の手に成りしもの有りとの反証はんせうでざる間は斯く考ふる方道理有りと云ふべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
『やります。』とわたくし斷言だんげんした。