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御道理
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ごもっとも
ふりがな文庫
“
御道理
(
ごもっとも
)” の例文
「はッ、
仰
(
おおせ
)
一応
御道理
(
ごもっとも
)
、
御言
(
おことば
)
を返しましては恐多くござりまするが、あれが死にましたは何も金次の知ったことではござりませぬ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「仰せ一いち
御道理
(
ごもっとも
)
にうけたまわり申した。それがしよりもよくよく御意見申そうなれど、あれほど御執心の学問をやめいとは……」
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
僕は容赦はしない。こう言ってやろう。政治をなさるがいい、政治では殿下が御主人だ。いつも
御道理
(
ごもっとも
)
だ。しかし芸術では、用心なさるがいい。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
と猪股さんは
序
(
ついで
)
をもってお説法に移った。博士といい先生といい、これが学風だから仕方がない。仰有ることは一々
御道理
(
ごもっとも
)
だけれど、高級過ぎる。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
その御心配は
御道理
(
ごもっとも
)
ですが、外から
何様
(
どん
)
な物が
打付
(
ぶッつか
)
っても釘の離れるようなことア決してありませんが中から
強
(
ひど
)
く打付けては事によると離れましょう
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「いや、」と司教は言った、「それも考えています。
御道理
(
ごもっとも
)
です。山賊に出会うかも知れません。彼らもまた神様のことを話してきかせられる必要があるに違いありません。」
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
甲樂人
成程
(
なるほど
)
、
御道理
(
ごもっとも
)
でござります、したが、
今
(
いま
)
に
如何
(
どう
)
にかなる「
琴
(
こと
)
」でござりませう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「なるほど……これも
御道理
(
ごもっとも
)
ですね」
復讐
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それでいて
婦人
(
おんな
)
はいつも
下手
(
したで
)
に就いて、無理も
御道理
(
ごもっとも
)
にして通さねばならないという、そんな勘定に合わないことッちゃあ、あるもんじゃない。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
僕は見合結婚だって然うでしょうと言ってやりたかったが、憤らせてしまうと菊太郎君が迷惑するから、御無理
御道理
(
ごもっとも
)
に
扱
(
あしら
)
って、間もなく逃げて来た。
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
喜「誠に
御道理
(
ごもっとも
)
……
併
(
しか
)
し屎草履と仰しゃるが、米でも麦でも
大概
(
たいげえ
)
土から出来ねえものはねえ、それには
肥料
(
こやし
)
いしねえものは有りますめえ、あ痛い、又打ったね」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御道理
(
ごもっとも
)
で、私あ自分にも分らねえんだからね、何ですぜえ、無体、
癪
(
しゃく
)
に障るから飲みますぜえ、頂かあ、頂くとも。
酌
(
つ
)
いどくんねえ、酌いどくんねえ
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
だ。しかし
錚々館
(
そうそうかん
)
時代から見ると、君もひどく思想が
穏健
(
おんけん
)
になったね。年の
所為
(
せい
)
だろうか?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
お竹さん
御道理
(
ごもっとも
)
じゃ、どうも迷うた、もうとても出家は遂げられん、
私
(
わし
)
はお前の看病をして枕元に附添い、次の間に
寐
(
ね
)
ていても、此の程はお前の
身体
(
からだ
)
が利かんによって
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ええ、それで
必定
(
てっきり
)
誘拐
(
かどわか
)
されたという見込でな。僕が探偵の御用を帯びて、所々方々と捜している処だ。「
御道理
(
ごもっとも
)
。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
粂之助がお嬢様を殺して
金子
(
きんす
)
を取ったろうという御疑念をお掛けなさるは
御道理
(
ごもっとも
)
の次第でござる、なれども、此の儀に
就
(
つ
)
いては
私
(
わたくし
)
より少々粂之助へ
申聞
(
もうしき
)
けたい事がござれど
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「至極
御道理
(
ごもっとも
)
です。条件でなくても結局秀子さんが貰えるようなら帰って参りますよ」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
あの
爺
(
じい
)
や、私は
斯
(
こ
)
んなわるさをしたから、お
母
(
っか
)
さまの御立腹は重々
御道理
(
ごもっとも
)
だが、春部さまを一人でお帰し申しては済まないから、私も一緒に此のお方と出して下さるように
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「はい、はい。
沢山
(
たんと
)
心配をしておあげなさいまし。
御道理
(
ごもっとも
)
なことだねえ、ほほほ。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「御愁傷は
御道理
(
ごもっとも
)
でございますが、余りお考えになると、お身体に障ります」
人生正会員
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それは重々
御道理
(
ごもっとも
)
な訳じゃ、
此方
(
こちら
)
にも
不行跡
(
ふしだら
)
がある
事
(
こっ
)
ちゃから
然
(
そ
)
う云う御疑念が懸っても仕方がない、仕方がないが、然う云う場合になると、粂之助は
頓
(
とん
)
と口の利けぬ奴じゃで
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
でございますねえ。そして
母様
(
おっかさん
)
はその
後
(
のち
)
快
(
よ
)
くおなりなさいましたの。」
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「はゝあ、
御道理
(
ごもっとも
)
です。私なぞも悪いと承知で止められない組です」
閣下
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
平常に復したとすると、此方はもう御無理
御道理
(
ごもっとも
)
の外に仕方がない。
人生正会員
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
承わると実に
御道理
(
ごもっとも
)
な事だから、早速あの娘にそういおうと思って、
昨日
(
きのう
)
のことなんです、またこないだからふッとお邸には来ないもんですから、
昨日
(
きのう
)
その
金子
(
かね
)
は
只
(
ただ
)
でお遣わしになることになって
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
ですけれど、僕は決して悪意のあるものではありません」
四十不惑
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
学円 (
庇
(
かば
)
う
状
(
さま
)
に手を挙げて、また涙ぐみ)
御道理
(
ごもっとも
)
じゃ、が、大丈夫、夢にも、そんな事が、貴女、(と云って晃に向きかえ)
私
(
わし
)
に逢うて、里心が出て、君がこれなり帰るまいか、という御心配じゃ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
ですけれど、
仮及第
(
かりきゅうだい
)
ぐらいになりませんでしょうか?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
御道理
(
ごもっとも
)
でございますとも。それがでございますよ。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「承わって見れば一々
御道理
(
ごもっとも
)
でございますわ」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「ははっ、
御道理
(
ごもっとも
)
千万な儀で。」
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「分りました。いや、
御道理
(
ごもっとも
)
でございます」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
で、ふふふ、」
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です。他に何か仰有いませんか?」
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
で。」
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
だ。悲恋だね。初めから」
妻の秘密筥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
千吉君は一々
御道理
(
ごもっとも
)
と思って
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「それは
御道理
(
ごもっとも
)
ですが……」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「全く
御道理
(
ごもっとも
)
でございます」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
でございます」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「成程。
御道理
(
ごもっとも
)
です」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「成程、
御道理
(
ごもっとも
)
です」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
御道理
(
ごもっとも
)
です」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
“御道理”で始まる語句
御道理也