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大差
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たいさ
ふりがな文庫
“
大差
(
たいさ
)” の例文
柄は木質にて
朽
(
く
)
ちて居りし事故、
如何
(
いか
)
なる方法にて
石斧
(
いしおの
)
を
括
(
くく
)
り付けしか詳ならされど、
其状
(
そのじやう
)
現今
(
げんこん
)
行
(
おこな
)
はるるタガネと
大差
(
たいさ
)
無かりしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
若
(
も
)
し
大島伸一先生
(
おほしましんいちせんせい
)
を
得
(
え
)
なかつたなら、
此小學校
(
このせうがくかう
)
も
亦
(
ま
)
た、
世間
(
せけん
)
に
有
(
あ
)
りふれた
者
(
もの
)
と
大差
(
たいさ
)
なく
終
(
をは
)
つたかも
知
(
し
)
れません。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
二では
謠
(
うたい
)
の「
善知鳥
(
うとう
)
」など、三では「
阿漕
(
あこぎ
)
」、「
鵜飼
(
うがひ
)
」など
其
(
その
)
適例
(
てきれい
)
である。
幽靈
(
ゆうれい
)
は
概
(
がい
)
して
全體
(
ぜんたい
)
の
性質
(
せいしつ
)
が
陰氣
(
いんき
)
で、
凄
(
すご
)
いものである。
相貌
(
さうぼう
)
なども
人間
(
にんげん
)
と
大差
(
たいさ
)
はない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
もちろんキンチャコフも、意識だけがよみがえったというだけで、ゴンドラの底に身うごきもしないで転っていることは、六条の場合と
大差
(
たいさ
)
なかったのである。
空中漂流一週間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
些
(
ち
)
と
極端
(
きよくたん
)
にたとへれば、
天鵞絨
(
びろうど
)
の
寢臺
(
しんだい
)
を
縱
(
たて
)
にして、
男女
(
ふたり
)
が
處
(
ところ
)
を、
廣告
(
びら
)
に
持歩行
(
もちある
)
いたと
大差
(
たいさ
)
はない。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
此時
(
このとき
)
帝國大學地震學教室
(
ていこくだいがくぢしんがくきようしつ
)
に
於
(
お
)
ける
地動
(
ちどう
)
は
二寸
(
にすん
)
七分
(
しちぶ
)
の
大
(
おほ
)
いさに
觀測
(
かんそく
)
せられたから、
同
(
おな
)
じ
臺地
(
だいち
)
の
湯島
(
ゆしま
)
に
於
(
おい
)
ても
大差
(
たいさ
)
なかつたはずと
思
(
おも
)
ふ。
隨
(
したが
)
つて
階上
(
かいじよう
)
の
動搖
(
どうよう
)
は
六七寸
(
ろくしちすん
)
にも
達
(
たつ
)
したであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
それだから
追分
(
おひわけ
)
が
何時
(
いつ
)
でもあはれに
感
(
かん
)
じらるゝ。つまる
處
(
ところ
)
、
卑怯
(
ひけふ
)
な、
臆病
(
おくびやう
)
な
老人
(
らうじん
)
が
念佛
(
ねんぶつ
)
を
唱
(
とな
)
へるのと
大差
(
たいさ
)
はないので、
語
(
ご
)
を
換
(
か
)
へて
言
(
い
)
へば、
不殘
(
のこらず
)
、
節
(
ふし
)
をつけた
不平
(
ふへい
)
の
獨言
(
つぶやき
)
である。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“大差”の意味
《名詞》
大差(たいさ)
大きな違い。大きな差があること。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
“大差”で始まる語句
大差物