“二寸”の読み方と例文
読み方割合
にすん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皿の上には約二寸にすん程の長さの小鰺が十二三匹は載つてゐた筈だが、恐らく自分が満足に食べたのは三匹か四匹に過ぎまい、あとはスツパスツパ二杯酢の汁をしやぶるだけで
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
此時このとき帝國大學地震學教室ていこくだいがくぢしんがくきようしつける地動ちどう二寸にすん七分しちぶおほいさに觀測かんそくせられたから、おな臺地だいち湯島ゆしまおいても大差たいさなかつたはずとおもふ。したがつて階上かいじよう動搖どうよう六七寸ろくしちすんにもたつしたであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)