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写生
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しゃせい
ふりがな文庫
“
写生
(
しゃせい
)” の例文
旧字:
寫生
彼
(
かれ
)
は、
懐中
(
かいちゅう
)
から、スケッチ
帖
(
ちょう
)
を
出
(
だ
)
して、
前方
(
ぜんぽう
)
の
黄色
(
きいろ
)
くなった
田圃
(
たんぼ
)
や、
灰色
(
はいいろ
)
にかすんだ
林
(
はやし
)
の
景色
(
けしき
)
などを
写生
(
しゃせい
)
しにかかったのであります。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
写真はとらなかったとみえて、出ておりませんが、画家が
写生
(
しゃせい
)
した天空の悪魔の顔が、大きくのっておりました。
妖人ゴング
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
写生
(
しゃせい
)
したり
荒木又右エ門
(
あらきまたえもん
)
の
仇討
(
あだうち
)
のとこを
描
(
か
)
いて見せたりそしておしまいもうお話を自分でどんどんこさえながらずんずんそれを絵にして書いていきました。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
絵の
写生
(
しゃせい
)
とこの三つが僕のさびしい生活の
慰藉
(
いしゃ
)
だなどと前から言っていましたが、このごろじゃ——この夏の試験を失敗してからは、集めた譜は
押
(
お
)
し
入
(
い
)
れの奥に入れてしまって
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
政
(
まさ
)
ちゃんは、
学校
(
がっこう
)
で、
先生
(
せんせい
)
が、こんどなんでも
持
(
も
)
ってきて、
図画
(
ずが
)
の
時間
(
じかん
)
に
写生
(
しゃせい
)
してもいいと、おっしゃったことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
画家
(
がか
)
が、
托児所
(
たくじしょ
)
の
小屋
(
こや
)
をとりいれて、
新緑
(
しんりょく
)
の
木立
(
こだち
)
を
写生
(
しゃせい
)
していました。
役人
(
やくにん
)
や、
学者
(
がくしゃ
)
の一
行
(
こう
)
が、そのそばを
通
(
とお
)
りかかりました。
托児所のある村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あ、きれいだね。よし
子
(
こ
)
ちゃん、クレオンで、あの
雲
(
くも
)
を
写生
(
しゃせい
)
してごらんよ。」と、ぼくは、
心
(
こころ
)
が
空
(
そら
)
へむかって、とび
立
(
た
)
つ
思
(
おも
)
いがしました。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
野原
(
のはら
)
の
中
(
なか
)
に、
大
(
おお
)
きなかしの
木
(
き
)
がありました。その
下
(
した
)
で、
二人
(
ふたり
)
の
少年
(
しょうねん
)
は、あたりの
風景
(
ふうけい
)
を
写生
(
しゃせい
)
していました。
写生に出かけた少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さち
子
(
こ
)
の
兄
(
にい
)
さんは、
絵
(
え
)
が、たいそう
上手
(
じょうず
)
でありました。よく、いろいろな
形
(
かたち
)
をしたつぼに
草花
(
くさばな
)
を
活
(
い
)
けて、それを
写生
(
しゃせい
)
したものであります。さち
子
(
こ
)
は、よくそれを
覚
(
おぼ
)
えています。
花と少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二人
(
ふたり
)
は、また
写生
(
しゃせい
)
にとりかかって、しばらくは、それに
余念
(
よねん
)
がなかったのです。
写生に出かけた少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうした
子供
(
こども
)
は、
不思議
(
ふしぎ
)
に
図画
(
ずが
)
だけは、じょうずに
書
(
か
)
くものだといわれていたが、
秀吉
(
ひできち
)
のばあいは、
静物
(
せいぶつ
)
を
写生
(
しゃせい
)
させても、なにをかいたのか、その
外形
(
がいけい
)
すら、まとまっていなかったのでした。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
光治
(
こうじ
)
は
心
(
こころ
)
のうちで
懐
(
なつ
)
かしい
少年
(
しょうねん
)
だと
思
(
おも
)
いながら、
静
(
しず
)
かに
少年
(
しょうねん
)
の
背後
(
うしろ
)
に
立
(
た
)
って、少年の
描
(
か
)
いている
絵
(
え
)
に
目
(
め
)
を
落
(
お
)
としますと、それは
前方
(
ぜんぽう
)
の
木立
(
こだち
)
を
写生
(
しゃせい
)
しているのでありましたが、びっくりするほど
どこで笛吹く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
僕
(
ぼく
)
、これを
学校
(
がっこう
)
へ
持
(
も
)
っていって
写生
(
しゃせい
)
してもいいの。」
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「これを
上手
(
じょうず
)
に
写生
(
しゃせい
)
してごらんなさい。」
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
君
(
きみ
)
は、なにを
写生
(
しゃせい
)
しているの?」
写生に出かけた少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“写生”の解説
写生(しゃせい)とは、絵画などにおいて、事物を見たままに写しとることをいう"kb_泉""kb_林""kb_知恵蔵""kb_平百"kb_Nipp"kb_日国辞"。主観的な表現を表す「写意」の対立概念である"kb_平百"。
(出典:Wikipedia)
写
常用漢字
小3
部首:⼍
5画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“写生”で始まる語句
写生帳
写生画
写生図
写生帖
写生板
写生風
写生地図