“写生帳”の読み方と例文
読み方割合
しゃせいちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懐中ふところからした春重はるしげ写生帳しゃせいちょうには、十数枚すうまいのおせんの裸像らぞう様々さまざまかれていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
まつろうは、きつねにつままれでもしたように、しばし三日月みかづきひかりいてたおせんの裸像らぞうを、春重はるしげ写生帳しゃせいちょうなか凝視ぎょうししていたが、やがてわれかえって、あらためて春重はるしげかお見守みまもった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)