“光治”の読み方と例文
読み方割合
こうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光治こうじは、しばらくそこにって、じいさんを見送みおくっていますと、その姿すがた日影ひかげいろどるあちらのもりほうえてしまったのでありました。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)
光治こうじははじめのうちは、そのふえ大事だいじにして、よるねむるときでもまくらもとにいて、すこしも自分じぶんからだからはなしたことはなかったのです。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)
こんなふうに光治こうじは、小鳥ことりまで自分じぶんともだちとすることができたので、もはや一人ひとりあそぶことをすこしもさびしくはおもわなかったのであります。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)