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仕様
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しやう
ふりがな文庫
“
仕様
(
しやう
)” の例文
旧字:
仕樣
いくら蔭で不心得を責めたつて、当人が平気で切符なんぞ売つて
歩
(
ある
)
いて居ては仕方がない。
夫
(
それ
)
よりもつと面白い
話
(
はなし
)
を
仕様
(
しやう
)
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
何
(
どう
)
したつてんだねエ——日がモウ入りかけてるのに、
仕様
(
しやう
)
があつたもんぢやない、チヨツ」と、お加女は打ち腹立てて、
的
(
まと
)
もなく当り散らしつゝあり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
そのむかし芭蕉は頭陀袋に杜詩と山家集と
普門品
(
ふもんぼん
)
とを入れてゐたさうだが、素行は支那人や観音様に会つても、むつかしい話の
仕様
(
しやう
)
を知らなかつたから
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
少し
御手柔
(
おてやはらか
)
に遊ばせ、あれ/\それぢやあ
真個
(
ほんと
)
に死んでしまひますわね、母様、もし旦那つてば、御二人で御折檻なさるから
仕様
(
しやう
)
が無い、えゝ
何
(
ど
)
うせうね
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「まあ
左様
(
さう
)
二人で
取附
(
とツつ
)
かないで頂戴よ……姉さんを休ませて頂戴よ……暑くつて
仕様
(
しやう
)
が無いんだから……」
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
お
豊
(
とよ
)
は
途法
(
とはふ
)
に暮れた結果、兄の
蘿月
(
らげつ
)
に相談して見るより
外
(
ほか
)
に
仕様
(
しやう
)
がないと思つたのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
さア
使
(
つかひ
)
の
仕様
(
しやう
)
を
僕
(
ぼく
)
が
教
(
をし
)
へて
上
(
あげ
)
るからマア
君
(
きみ
)
椅子
(
いす
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
け
給
(
たま
)
へ、
君
(
きみ
)
が
僕
(
ぼく
)
だよ、
僕
(
ぼく
)
が
君
(
きみ
)
になつて、
使
(
つかひ
)
に
来
(
き
)
た
小僧
(
こぞう
)
さんの
声色
(
こわいろ
)
を使ふから
大人
(
おとな
)
しく
其処
(
そこ
)
で待つてお
出
(
い
)
で、
僕
(
ぼく
)
のつもりでお
出
(
い
)
でよ。
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
スルと
憎
(
に
)
くらしいぢやありませんか、道時が
揶揄
(
からかい
)
半分に、
仮令
(
たとへ
)
梅子さんからの御報知は無くとも、松島の口から出たのだから
仕様
(
しやう
)
が
在
(
あ
)
るまい
抔
(
など
)
と言ひますからネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
(
厭
(
いや
)
?
仕様
(
しやう
)
がありませんね、それぢや
御一所
(
ごいつしよ
)
に
召
(
め
)
しあがれ。
貴僧
(
あなた
)
御免
(
ごめん
)
を
蒙
(
かうむ
)
りますよ。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
立見
(
たちみ
)
の混雑の中でもあるし、
長吉
(
ちやうきち
)
は
驚
(
おどろ
)
いたまゝ黙つてゐるより
仕様
(
しやう
)
がなかつたが、舞台はやがて
昨日
(
きのふ
)
の通りに
河端
(
かはばた
)
の
暗闘
(
だんまり
)
になつて、劇の主人公が
盗
(
ぬす
)
んだ金を
懐中
(
ふところ
)
に
花道
(
はなみち
)
へ
駈出
(
かけい
)
でながら
石礫
(
いしつぶて
)
を打つ
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
己
(
おれ
)
が
養
(
やしな
)
つて置くからには、
己
(
おれ
)
の手を
曳
(
ひ
)
くぐらゐは
当然
(
あたりまい
)
だ、
何
(
なに
)
を
云
(
い
)
やアがるつて
立上
(
たちあが
)
つて
戸外
(
そと
)
へ出たが、
己
(
おれ
)
も
眼
(
め
)
が見えないから
追掛
(
おつか
)
けて出ても
仕様
(
しやう
)
はなし、あんな
奴
(
やつ
)
にまで
馬鹿
(
ばか
)
にされると腹を立つのを
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私共
(
わたしども
)
に取つて
楽
(
たのしみ
)
は御座んせんのね、之を思ふと私などは
能
(
よ
)
くまア腰が
屈
(
まが
)
つて仕舞はないと感心致しますの——
否
(
いゝ
)
エ、此頃は、もう、ネ、老い込んで
仕様
(
しやう
)
がありませんの
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
其
(
そ
)
の場かぎりの
気安
(
きやす
)
めを
云
(
い
)
つて置くより
仕様
(
しやう
)
がなかつた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“仕様”の意味
《名詞》
仕 様(しよう)
物事のやり方。方法。仕方。
材料・製品・サービスなどが明確に満たさなければならない要求事項の集まり。スペック。
(出典:Wiktionary)
“仕様”の解説
仕様(しよう、en: Specification)とは、材料・製品・サービスなどが明確に満たさなければならない要求事項の集まりである。日常的には英語を短縮して「スペック」とも。
(出典:Wikipedia)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“仕様”で始まる語句
仕様事
仕様書