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むぎばたけ
語句 | 割合 |
麦畠 | 46.7% |
麦畑 | 26.7% |
麥畑 | 13.3% |
麥畠 | 6.7% |
麦圃 | 6.7% |
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その下が
麦畠で、麦畠の向うがまた岡続きに高く
蜿蜒しているので、北側の
眺めはことに
晴々しかった。
須永はこの空地の
端に立って広い眼界をぼんやり見渡していた。
「
工場だね。」と、
友吉が、
過ぎてから、いいました。いつしか、
二人の
自転車は、
青々とした、
麦畑の
間の
道を
走っています。
北野を
出はづれると、
麥畑の
青い
中に、
菜の
花の
黄色いのと、
蓮華草の
花の
紅いのとが、
野面を
三色の
染め
分けにして
其の
美しさは
得も
言はれなかつた。
翫具が
欲しくなりますと、
父さんは
裏の
竹籔の
竹や、
麥畠に
乾してある
麥藁や、それから
爺やが
野菜の
畠の
方から
持つて
來る
茄子だの
南瓜だのゝ
中へよく
探しに
行きました。
麥畠に
熟した
麥は、
父さんに
穗先の
方の
細い
麥藁と、
胴中の
方の
太い
麥藁とを
呉れました。
昼間、もうだいぶ
青々と
伸びた
麦圃を
通っている
時分にも、ただならぬ
風のけはいを
予知したのであるが、
日が
暮れてから、いっそうその
不安は
濃くなってきたのでした。