麦圃むぎばたけ)” の例文
昼間ひるま、もうだいぶ青々あおあおびた麦圃むぎばたけとおっている時分じぶんにも、ただならぬかぜのけはいを予知よちしたのであるが、れてから、いっそうその不安ふあんくなってきたのでした。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)