“翫具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもちゃ68.8%
おもちや18.8%
ぐわんぐ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなことを叔父に語った。正太は紀文がのこしたという翫具おもちゃの話なぞを引いて、さすがに風雅な人は面白いところが有る、とも言った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この東京行とうきやうゆきは、とうさんがうまれてはじめてのたびでした。とうさんが荷物にもつ用意よういといへば、ちひさな翫具おもちやかばんでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
翫具ぐわんぐには用うる所さま/″\あるべし。源内死して奇術たえたりしにくだんの両人いでゝ火浣布の機術きじゆつふたゝび世にいでしに、嗚呼あゝ可惜をしむべし、此両人も術をつたへずしてぼつしたれば火浣布ふたゝび世にたえたり。