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翫具
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おもちや
ふりがな文庫
“
翫具
(
おもちや
)” の例文
この
東京行
(
とうきやうゆき
)
は、
父
(
とう
)
さんが
生
(
うま
)
れて
初
(
はじ
)
めての
旅
(
たび
)
でした。
父
(
とう
)
さんが
荷物
(
にもつ
)
の
用意
(
ようい
)
といへば、
小
(
ちひ
)
さな
翫具
(
おもちや
)
の
鞄
(
かばん
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
先づ今宵は
大路
(
トレド
)
まで出でゝ、面白く時を過さん。世の中は
驅足
(
かけあし
)
して行く如し。而して人々のおのが荷を負ひたり。鉛の重さなるもあり。
翫具
(
おもちや
)
と一般なるもあり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
翫具
(
おもちや
)
一箇
(
ひとつ
)
有
(
あ
)
りやしないわ!それで、お
稽古
(
けいこ
)
ばかり
澤山
(
たくさん
)
させられてさ!あァ
斯
(
か
)
うしやう、
私
(
わたし
)
が
若
(
も
)
し
松子
(
まつこ
)
さんだつたら
此處
(
ここ
)
に
斯
(
か
)
うして
止
(
とゞ
)
まつて
居
(
ゐ
)
やう!
他人
(
ひと
)
の
頭
(
あたま
)
を
接合
(
くツつ
)
けたつて
駄目
(
だめ
)
だわ
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
父
(
とう
)
さんの
幼少
(
ちひさ
)
い
時
(
とき
)
のやうに
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
に
育
(
そだ
)
つた
子供
(
こども
)
は、めつたに
翫具
(
おもちや
)
を
買
(
か
)
ふことが
出來
(
でき
)
ません。
假令
(
たとへ
)
、
欲
(
ほ
)
しいと
思
(
おも
)
ひましても、それを
賣
(
う
)
る
店
(
みせ
)
が
村
(
むら
)
にはありませんでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
それは
美濃
(
みの
)
の
中津川
(
なかつがは
)
といふ
町
(
まち
)
の
方
(
はう
)
から
翫具
(
おもちや
)
の
商人
(
あきんど
)
が
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
に、
祖母
(
おばあ
)
さんが
買
(
か
)
つて
呉
(
く
)
れたものでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“翫具”の意味
《名詞》
翫 具(がんぐ)
おもちゃ。遊び道具。
(出典:Wiktionary)
“翫具(
玩具
)”の解説
玩具
玩具(がんぐ、おもちゃ、en: toy)は、遊びのための道具。翫具とも表記される。遊び道具とも。
(出典:Wikipedia)
翫
漢検準1級
部首:⽻
15画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
“翫具”で始まる語句
翫具屋