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馬鈴薯
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じやがたらいも
ふりがな文庫
“
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)” の例文
おつぎは
後
(
うしろ
)
の
方
(
はう
)
へ
隱
(
かく
)
れて
居
(
ゐ
)
た。
勘次
(
かんじ
)
は
箸
(
はし
)
を一
本
(
ぽん
)
持
(
も
)
つて
危險
(
あぶな
)
い
物
(
もの
)
にでも
觸
(
さは
)
るやうに
平椀
(
ひらわん
)
の
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
を
其
(
その
)
先
(
さき
)
へ
刺
(
さ
)
しては一
杯
(
ぱい
)
に
口
(
くち
)
を
開
(
あ
)
いて
頬張
(
ほゝば
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
器械
(
きかい
)
や、
道具
(
だうぐ
)
などは
何
(
なに
)
もなく
外科用
(
げくわよう
)
の
刄物
(
はもの
)
が二つある
丈
(
だ
)
けで
體温器
(
たいをんき
)
すら
無
(
な
)
いのである。
浴盤
(
よくばん
)
には
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
が
投込
(
なげこ
)
んであるやうな
始末
(
しまつ
)
、
代診
(
だいしん
)
、
會計
(
くわいけい
)
、
洗濯女
(
せんたくをんな
)
は、
患者
(
くわんじや
)
を
掠
(
かす
)
めて
何
(
なん
)
とも
思
(
おも
)
はぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
お霜が畠に
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
を掘つてゐると
都会と田園
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
が煮えたつた
雲
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
の花さけり
短歌集 日まはり
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
▼ もっと見る
「
恁
(
こ
)
んな
物
(
もの
)
でよけりや、
夥多
(
みつしら
)
やつておくんなせえ、まあだ
後
(
あと
)
にも
有
(
あ
)
りやんすから」
内
(
うち
)
の
女房
(
にようばう
)
は
鹽
(
しほ
)
で
煮
(
に
)
たかと
思
(
おも
)
ふ
樣
(
やう
)
な
白
(
しろ
)
つぽい
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
の
大
(
おほ
)
きな
皿
(
さら
)
を
膳
(
ぜん
)
へ
乘
(
の
)
せて
二處
(
ふたとこ
)
へ
置
(
お
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
浴盤
(
よくばん
)
には
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
が
投込
(
なげこ
)
んであるような
始末
(
しまつ
)
、
代診
(
だいしん
)
、
会計
(
かいけい
)
、
洗濯女
(
せんたくおんな
)
は、
患者
(
かんじゃ
)
を
掠
(
かす
)
めて
何
(
なん
)
とも
思
(
おも
)
わぬ。
話
(
はなし
)
には
前
(
さき
)
の
院長
(
いんちょう
)
はまま
病院
(
びょういん
)
のアルコールを
密売
(
みつばい
)
し、
看護婦
(
かんごふ
)
、
婦人患者
(
ふじんかんじゃ
)
を
手当次第
(
てあたりしだい
)
妾
(
めかけ
)
としていたと
云
(
い
)
う。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
よ
沙上の夢
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
平椀
(
ひらわん
)
には
牛蒡
(
ごばう
)
と
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
とが
堆
(
うづたか
)
く
盛
(
も
)
られて
油揚
(
あぶらあげ
)
が一
枚
(
まい
)
載
(
の
)
せてある。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
の
おさんだいしよさま
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
“馬鈴薯”の意味
《名詞》
馬鈴薯 (構成:馬鈴+薯 読み:ばれいしょ 別表記:馬鈴藷)
「じゃがいも」の別名。
《季語》(馬鈴薯) 季語「じやがいも」と同義で、収穫期のジャガイモ、特に収穫するもしくは収穫したジャガイモの芋を指す。秋の季語(初秋の季語)で、分類は植物。
(出典:Wiktionary)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
鈴
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
薯
漢検準1級
部首:⾋
16画
“馬鈴薯”で始まる語句
馬鈴薯畑