“浴盤”の読み方と例文
読み方割合
よくばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
器械きかいや、道具だうぐなどはなにもなく外科用げくわよう刄物はものが二つあるけで體温器たいをんきすらいのである。浴盤よくばんには馬鈴薯じやがたらいも投込なげこんであるやうな始末しまつ代診だいしん會計くわいけい洗濯女せんたくをんなは、患者くわんじやかすめてなんともおもはぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
浴盤よくばんには馬鈴薯じやがたらいも投込なげこんであるような始末しまつ代診だいしん会計かいけい洗濯女せんたくおんなは、患者かんじゃかすめてなんともおもわぬ。はなしにはさき院長いんちょうはまま病院びょういんのアルコールを密売みつばいし、看護婦かんごふ婦人患者ふじんかんじゃ手当次第てあたりしだいめかけとしていたとう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)