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面
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まのあた
ふりがな文庫
“
面
(
まのあた
)” の例文
況
(
いはん
)
や
面
(
まのあた
)
りこれを語るをや。我は喜んで市長一家の人々と交れども、此の如き嫌疑を受くることを甘んじて、猶その家に出入すべくもあらず。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
山県公は
面
(
まのあた
)
りその顔色を見ると痛く
窶
(
やつ
)
れておって、どんな不人情のものでももはや同情を惜しむ事の出来ぬほどである。
勢力の中心を議会に移すべし
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
墓石
(
ぼせき
)
は戒名も読め
難
(
かね
)
る程苔蒸して、黙然として何も語らぬけれど、今
来
(
きた
)
って
面
(
まのあた
)
りに之に対すれば、何となく生きた人と
面
(
かお
)
を合せたような感がある。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
此語は金風さんが嘗て広島にあつて江木鰐水の門人河野某に聞いた所と符合する。河野は
面
(
まのあた
)
り未亡人としての梅颸をも見た人であつたさうである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
假令
(
たとひ
)
什麽
(
どんな
)
ことがあつても
面
(
まのあた
)
り
卯平
(
うへい
)
に
向
(
むか
)
つて一
言
(
ごん
)
でも
呟
(
つぶや
)
いたことがないのみでなく、
只管
(
ひたすら
)
或
(
ある
)
物
(
もの
)
を
隱蔽
(
いんぺい
)
しようとするやうな
恐怖
(
きようふ
)
の
状態
(
じやうたい
)
を
現
(
あらは
)
して
居
(
ゐ
)
ながら
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
コレハ/\よく作られたと
賞揚
(
しやうやう
)
一
番
(
ばん
)
、その
後
(
あと
)
で
新詩
(
しんし
)
を
一律
(
いちりつ
)
また
贈
(
おく
)
られては、
再
(
ふたゝ
)
び胸に山を
築
(
きづ
)
く、こゝは
大
(
おほき
)
に
考
(
かんが
)
へもの、
面
(
まのあた
)
り
捧
(
さゝ
)
げずに遠く
紙上
(
しじやう
)
で
吹聴
(
ふいちやう
)
せば、先生
髯
(
ひげ
)
を
握
(
にぎ
)
りながら
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
西アフリカのアシャンチー人伝うるは、昔上帝
人間
(
にんかん
)
に住み
面
(
まのあた
)
り
談
(
はな
)
したから人々幸福だった。
十二支考:06 羊に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
怪しみ疑いけるが、いま
面
(
まのあた
)
り使人を見てその偽ならざるを知りたり
日本上古の硬外交
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
甚
(
はなは
)
だしきに至りては、これを大御所とさえ言うんである。けれども、これは
面
(
まのあた
)
り山県公を見た人の言う事ではない。面り見ると、もはや顔色憔悴、気息
奄々
(
えんえん
)
としている。
勢力の中心を議会に移すべし
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
嘗て
面
(
まのあた
)
り
査列斯
(
チヤアルス
)
四世を
刺
(
あざけ
)
りて、徳の遺傳せざるをば、汝に於いてこれを見ると云ひき。羅馬と巴里とより、月桂冠を贈らんとせしとき、ペトラルカは敢て
輙
(
すなは
)
ち受けずして、三日の考試に應じき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“面”を含む語句
表面
面貌
面紗
正面
地面
面白
外面
前面
上面
真正面
面色
横面
海面
面帕
水面
渋面
面相
川面
強面
側面
...