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運搬
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うんぱん
ふりがな文庫
“
運搬
(
うんぱん
)” の例文
それには例の工学博士バクスターの案で、食堂の大テーブルをさかさまに倒し、それを
橇
(
そり
)
となしたので
運搬
(
うんぱん
)
はきわめて便利であった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
なにしろ椰子の葉は五メートル位のものは小さい方であったから、その新しい枯葉は小さく裂くことができないから、とても一人では
運搬
(
うんぱん
)
ができなかった。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もしその十分の一の力を
発揮
(
はっき
)
しえたなら、おそらく今日十五、六
貫目
(
かんめ
)
の我々の五体をもって、米の四、五
俵
(
ひょう
)
は
朝飯前
(
あさめしまえ
)
に二、三里の道を
運搬
(
うんぱん
)
することができよう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
その食事さえ雨が降って車の輪が泥の中に
埋
(
うま
)
って、馬の力ではどうしても
運搬
(
うんぱん
)
ができなかった事もある。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かような
大
(
おほ
)
きな
巨石記念物
(
きよせききねんぶつ
)
は、
博物館
(
はくぶつかん
)
に
運搬
(
うんぱん
)
して
來
(
く
)
ることはとうてい
出來
(
でき
)
ませんから、そこにある
模型
(
もけい
)
と
寫眞
(
しやしん
)
によつて、
皆
(
みな
)
さんはその
大體
(
だいたい
)
を
知
(
し
)
る
外
(
ほか
)
はありませんが
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
丁度一
学期
(
がっき
)
の
試験
(
しけん
)
が
済
(
す
)
んでその
採点
(
さいてん
)
も
終
(
おわ
)
りあとは三十一日に
成績
(
せいせき
)
を
発表
(
はっぴょう
)
して
通信簿
(
つうしんぼ
)
を
渡
(
わた
)
すだけ、
私
(
わたくし
)
のほうから
云
(
い
)
えばまあそうです、
農場
(
のうじょう
)
の
仕事
(
しごと
)
だってその日の午前で
麦
(
むぎ
)
の
運搬
(
うんぱん
)
も終り
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
文庫の
運搬
(
うんぱん
)
は大沢と恭一とが引きうけて、あすのうちにとりはこぶことになった。
次郎物語:04 第四部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
よくも
斯
(
かゝ
)
る
絶島
(
ぜつたう
)
にかく
迄
(
まで
)
整然
(
せいぜん
)
たる
凖備
(
じゆんび
)
の
出來
(
でき
)
た
事
(
こと
)
よと
怪
(
あや
)
しまるゝばかりで、これ
等
(
ら
)
の
諸
(
しよ
)
機械
(
きかい
)
諸
(
しよ
)
材料
(
ざいりよう
)
は、すべて二
年
(
ねん
)
以前
(
いぜん
)
に、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
が
大帆船
(
だいはんせん
)
浪
(
なみ
)
の
江丸
(
えまる
)
に
搭載
(
たうさい
)
して、
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
運搬
(
うんぱん
)
し
來
(
きた
)
つたもので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こんなことは、
平常
(
ふだん
)
多
(
おお
)
くあることでありません。
汽車
(
きしゃ
)
が
通
(
とお
)
っていれば、
汽車
(
きしゃ
)
で
運搬
(
うんぱん
)
されるのです。こうした、
変事
(
へんじ
)
があったときは、みんなが
助
(
たす
)
け
合
(
あ
)
ったり、
骨
(
ほね
)
をおらなければならないのであります。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ゴルドンはみずから主となってだちょうの森へいってまきを
採伐
(
さいばつ
)
し、二頭のラマをつかって
運搬
(
うんぱん
)
をしたので、六ヵ月分以上のまきの貯蓄ができた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
こんな
大
(
おほ
)
きい
石棺
(
せきかん
)
になりますと、その
石
(
いし
)
を
運搬
(
うんぱん
)
するのに
不便
(
ふべん
)
でありますから、
石
(
いし
)
のまはりに
疣
(
いぼ
)
のような
突起
(
とつき
)
を
數箇所
(
すうかしよ
)
に
附
(
つ
)
けて、
運
(
はこ
)
ぶのにつごうよくしてをりますが
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
全隊員は、ルナビゥム
運搬
(
うんぱん
)
で疲れ切った身体を自ら叩きはげまして配置につき、死力をつくして急ぎ出発準備をととのえにかかる。これには、まだいささか時間が必要であった。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ああくたびれた。なかなか
運搬
(
うんぱん
)
はひどいやな。」
セロ弾きのゴーシュ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
将来の住宅である
洞
(
ほら
)
もきまった。つぎは、左門洞にのこしてきたぼくらの財産を、一日も早く
運搬
(
うんぱん
)
しなければならない。
晩餐
(
ばんさん
)
後、僕は一同にはかった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
しかし、かような
大
(
おほ
)
きい
石
(
いし
)
を
運搬
(
うんぱん
)
するには、
餘程
(
よほど
)
の
勞力
(
ろうりよく
)
が
必要
(
ひつよう
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
“運搬”の解説
運搬(うんぱん)とはある物を他の場所へ移す事である。
この動作は運輸または輸送に対しある一定の限られた範囲内で行うのが特徴で、人力や巻き上げ機、運搬機などを用いる事が多い。また運搬を中心とする部品などの物流を合理的に行うために工場や工程の設計および資材の管理計画などを念入りに検討して最適化する必要がある。
なお近年では自動倉庫や自動仕訳機の導入が進み、より効率があがっている。
(出典:Wikipedia)
運
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
搬
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
“運搬”で始まる語句
運搬夫
運搬車
運搬器
運搬用
運搬役
運搬機
運搬者