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豐
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ゆたか
ふりがな文庫
“
豐
(
ゆたか
)” の例文
新字:
豊
そはその源、ペロロを斷たれし
高山
(
たかやま
)
の水
豐
(
ゆたか
)
なる處(かの山の
中
(
うち
)
これよりゆたかなる處少なし)より 三一—三三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
厚塗
(
あつぬり
)
の立烏帽子に
平塵
(
ひらぢり
)
の細鞘なるを
佩
(
は
)
き、
袂
(
たもと
)
豐
(
ゆたか
)
に舞ひ出でたる有樣、
宛然
(
さながら
)
一幅の畫圖とも見るべかりけり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
我が夫人に於けるも亦これに似たるなるべし。
前
(
さき
)
の事ありしより、我が夫人を見る目は昔に同じからで、その
豐
(
ゆたか
)
なる肌、
媚
(
こび
)
ある振舞の
胸騷
(
むなさわぎ
)
の種となりそめしぞうたてき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その
結果
(
けつか
)
、
從來
(
じゆうらい
)
たゞ
食物
(
しよくもつ
)
の
材料
(
ざいりよう
)
を
集
(
あつ
)
めるために、
一日中
(
いちにちじゆう
)
骨
(
ほね
)
を
折
(
を
)
つて
働
(
はたら
)
いてゐた
人間
(
にんげん
)
が、
集
(
あつ
)
めた
食料
(
しよくりよう
)
の
貯藏
(
ちよぞう
)
が
出來
(
でき
)
るようになり、
食料
(
しよくりよう
)
が
豐
(
ゆたか
)
になつたので
働
(
はたら
)
く
力
(
ちから
)
に
餘裕
(
よゆう
)
が
出來
(
でき
)
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
所持なし
出店
(
でだな
)
親類又は番頭若い者に至る迄大勢召仕ひ
豐
(
ゆたか
)
に世を
送
(
おく
)
りけるが一人の
悴
(
せがれ
)
吉之助とて
今年
(
ことし
)
十九歳
人品
(
じんぴん
)
能
(
よき
)
生
(
うま
)
れにて父母の
寵愛
(
ちようあい
)
限
(
かぎ
)
りなく
然
(
さ
)
れども
田舍
(
ゐなか
)
の事なれば
遊藝
(
いうげい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
まがねふくは、
鐵
(
てつ
)
を
吹
(
ふ
)
きわけるといふ
元
(
もと
)
の
意味
(
いみ
)
を
忘
(
わす
)
れてゐて、こゝでは、
單
(
たん
)
に
吉備
(
きび
)
を
起
(
おこ
)
すための
枕詞
(
まくらことば
)
にすぎません。こんな
單純
(
たんじゆん
)
なうちに、われ/\の
心
(
こゝろ
)
を
豐
(
ゆたか
)
にする
文學
(
ぶんがく
)
の
味
(
あぢは
)
ひが
歌
(
うた
)
にはあるのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
腮
(
あご
)
などは
二重
(
ふたへ
)
に
見
(
み
)
える
位
(
くらゐ
)
に
豐
(
ゆたか
)
なのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
我は清らかに石より石と傳ひ下りて己が源の
豐
(
ゆたか
)
なるを示す流れのとある
低語
(
さゝやき
)
を聞くとおぼえき 一九—二一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
廢止
(
はいし
)
て家主となり名も庄兵衞と改めて
先非
(
せんぴ
)
後悔
(
こうくわい
)
一方
(
ひとかた
)
ならず能く母親に仕へつゝ長屋の者をも
憐
(
あはれ
)
みしに其の家次第に
豐
(
ゆたか
)
になり他人の信用も得たりければ或者の世話に依て妻を
迎
(
むか
)
へ之が
腹
(
はら
)
に男女
夥多
(
あまた
)
の子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
豐
部首:⾖
18画
“豐”を含む語句
豐浦
豐壽
豐饒
建豐波豆羅和氣
豐富
豐岡
豐前國
豐後
豐前
豐國
豐朝倉
豐明節會
天眞宗豐祖父尊樣
建日向日豐久士比泥別
御虚空豐秋津根別
心豐
幸豐公
幸豐
飯豐山
大倭豐秋津島
...