“豐前國”の読み方と例文
新字:豊前国
読み方割合
ぶぜんのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十年に信長が明智あけち日向守光秀ひうがのかみみつひでに殺された。孝高父子は此時から木下秀吉ひでよしの下に附いて働き、十五年には孝高は豐前國ぶぜんのくに六郡の主にせられた。此時利安は領地を分けて貰つた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
話頭はなしかはりて爰に松田の若黨わかたう吾助は主人喜内を討果うちはたしてかねての鬱憤うつぷんを散じ衣類一包みと金子二百兩を盜み取やみに紛れて備前國岡山を立去しが豐前國ぶぜんのくに小倉こくらの城下に少しの知音ちいん有ければ此に便りて暫く身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)