“若黨”の読み方と例文
新字:若党
読み方割合
わかたう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その晩隣りの部屋に居たといふ島家の若黨わかたうの丑松と、隣の伜又吉といふのを呼んで、人眼の少ない縁側に相對しました。
掛たる爪折傘に草履取合羽籠等なり引續ひきつゞいて藤井左京も四人徒士にて長棒の駕籠にのり若黨わかたう四人黒叩き十文字もんじやりを持せ長柄傘草履取合羽駕籠等なり少しおくれて山内伊賀亮は白摘毛しろつみげの鎗を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それから若黨わかたう中間ちゆうげんどもを調べたが、かれらは新參の渡り者で、勿論なんにも知らなかつた。次に女中共も調べられたが、彼等は初めてそんな話を聞かされて唯ふるへ上るばかりであつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)