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若黨
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わかたう
ふりがな文庫
“
若黨
(
わかたう
)” の例文
新字:
若党
その晩隣りの部屋に居たといふ島家の
若黨
(
わかたう
)
の丑松と、隣の伜又吉といふのを呼んで、人眼の少ない縁側に相對しました。
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
掛たる爪折傘に草履取合羽籠等なり
引續
(
ひきつゞい
)
て藤井左京も四人徒士にて長棒の駕籠に
乘
(
のり
)
若黨
(
わかたう
)
四人黒叩き十
文字
(
もんじ
)
鎗
(
やり
)
を持せ長柄傘草履取合羽駕籠等なり少し
後
(
おくれ
)
て山内伊賀亮は
白摘毛
(
しろつみげ
)
の鎗を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それから
若黨
(
わかたう
)
や
中間
(
ちゆうげん
)
どもを調べたが、かれらは新參の渡り者で、勿論なんにも知らなかつた。次に女中共も調べられたが、彼等は初めてそんな話を聞かされて唯
顫
(
ふる
)
へ上るばかりであつた。
半七捕物帳:01 お文の魂
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
家に養ひ置
纔
(
わづか
)
に兄弟二人の家内にして
祿高
(
ろくだか
)
五百石を領し外に
若黨
(
わかたう
)
二人
下婢
(
げぢよ
)
一人中間小者共主從九人の
暮
(
くら
)
しなり扨此喜内は學問を好み軍學武藝にも達し物
堅
(
がた
)
き
生質
(
せいしつ
)
なれば諸方より妻を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若黨
(
わかたう
)
の勇吉は、玄關の
敷臺
(
しきだい
)
へ駈け込んで眼を廻してしまひました。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
調
(
とゝの
)
へて
遣
(
やり
)
其外
劇場
(
しばゐ
)
見物花見遊山などにも同道して
只管
(
ひたすら
)
氣に入るゝやうにぞ仕掛ける夫は
偖置
(
さておき
)
爰に澤井友次郎夫婦
并
(
なら
)
びに
若黨
(
わかたう
)
忠八は藤澤宿を立て其の日の中に江戸に
着
(
つき
)
先
(
まづ
)
馬喰町の宿屋に足を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
黨
部首:⿊
20画
“若黨”で始まる語句
若黨體