“豊前国”の読み方と例文
旧字:豐前國
読み方割合
ぶぜんのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当月十日、異国船一そう上筋かみすじより乗り下し、豊前国ぶぜんのくに田野浦部崎へさきの方に寄り沖合いへ碇泊ていはくいたしそうろう
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
森は首尾よく城内に入り、幽斎公の御親書を得て、翌晩関東へ出立いたし候。このとし赤松家滅亡せられ候により、景一は森の案内にて豊前国ぶぜんのくにへ参り、慶長六年御当家に召抱めしかかえられそろ
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)