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言傳
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ことづて
ふりがな文庫
“
言傳
(
ことづて
)” の例文
新字:
言伝
索搜
(
たづね
)
密々
(
こつそり
)
呼出
(
よびだ
)
し千太郎に小夜衣よりの
言傳
(
ことづて
)
を
委
(
くは
)
しく語りおいらんは明ても
暮
(
くれ
)
ても若旦那の事のみ云れて此頃は
泣
(
ない
)
てばつかり居らるゝを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「坊つちやん——の又七さんから、竹原屋のお姉樣に、相談し度いことがあるから、明日にも來てくれるやうにといふ
言傳
(
ことづて
)
を頼まれましたので」
銭形平次捕物控:169 櫛の文字
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
朝餉
(
あさげ
)
を
運
(
はこ
)
んで
來
(
き
)
た
料理方
(
れうりかた
)
の
水兵
(
すいへい
)
は、
大佐
(
たいさ
)
が
外出
(
ぐわいしゆつ
)
の
時
(
とき
)
の
言傳
(
ことづて
)
だとて、
左
(
さ
)
の
如
(
ごと
)
く
語
(
かた
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
稀
(
まれ
)
に
逢
(
あ
)
ひたる
嬉
(
うれ
)
しさに
左
(
さ
)
のみは
心
(
こゝろ
)
も付かざりしが、
聟
(
むこ
)
よりの
言傳
(
ことづて
)
とて
何
(
なに
)
一
言
(
こと
)
の
口上
(
こうじよう
)
もなく、
無理
(
むり
)
に
笑顏
(
ゑがほ
)
は
作
(
つく
)
りながら
底
(
そこ
)
に
萎
(
しほ
)
れし
處
(
ところ
)
のあるは
何
(
なに
)
か
子細
(
しさい
)
のなくては
叶
(
かな
)
はず、
父親
(
てゝおや
)
は
机
(
つくえ
)
の
上
(
うへ
)
の
置時計
(
おきどけい
)
を
眺
(
なが
)
めて
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
よろづの花に
言傳
(
ことづて
)
て
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
この家は裕福で召使も居り、奧では若い女共も二三人ジヤラジヤラして居る樣子、鬼一郎に逢はなくとも、
言傳
(
ことづて
)
だけでも用事は濟んだわけです。
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
呼出
(
よびいだ
)
し小夜衣よりの
言傳
(
ことづて
)
と有し
樣子
(
やうす
)
を
物語
(
ものがた
)
り文も
爰
(
こゝ
)
にとさし出せど手にだに
取
(
とら
)
ず千太郎は
袖
(
そで
)
振拂
(
ふりはら
)
ひ立歸るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今
(
いま
)
店先
(
みせさき
)
で
誰
(
た
)
れやらがよろしく
言
(
い
)
ふたと
他
(
ほか
)
の
女
(
おんな
)
が
言傳
(
ことづて
)
たでは
無
(
な
)
いか、いづれ
面白
(
おもしろ
)
い
事
(
こと
)
があらう
何
(
なん
)
とだといふに、あゝ
貴君
(
あなた
)
もいたり
穿索
(
せんさく
)
なさります、
馴染
(
なじみ
)
はざら一
面
(
めん
)
、
手紙
(
てがみ
)
のやりとりは
反古
(
ほご
)
の
取
(
とり
)
かヘツこ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
店から主人の
言傳
(
ことづて
)
を持つて夜遲くやつて來ましたが、丁度、二人の妾お關とお吉の、
深刻
(
しんこく
)
極まる
挘
(
むし
)
り合ひの仲裁をして、用心棒代りに泊り込んだ晩の出來事だつたのです。
銭形平次捕物控:158 風呂場の秘密
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さして立歸り
頓
(
やが
)
て近所の
湯屋
(
ゆや
)
の二階へ上りて夫となく樣子を
聞糺
(
きゝたゞ
)
し夫より
近邊
(
きんぺん
)
の
割烹店
(
れうりや
)
へ上り
竊
(
ひそ
)
かに千太郎を呼び出し初めて
面會
(
めんくわい
)
に及び
段々
(
だん/\
)
の挨拶も終りければ彼小夜衣よりの
言傳
(
ことづて
)
を
落
(
おち
)
もなく物語りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「八から
言傳
(
ことづて
)
は無かつたのか」
銭形平次捕物控:278 苫三七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
傳
部首:⼈
13画
“言傳”で始まる語句
言傳手