“割烹店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっぽうてん50.0%
かつぽうてん10.0%
れうりや10.0%
レストラン10.0%
レストーラン10.0%
レストーラント10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万梅まんばい——浅草公園伝法院でんぼういんわきの一流割烹店かっぽうてん——で食事をし、歌舞伎座見物の帰りは、銀座で今広いまひろとりをたべるといったふうだった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
裏道傳うらみちづた二町にちやう三町さんちやう町名ちやうめいなにれねどすこりし二階建にかいだて掛行燈かけあんどんひか朧々ろう/\としてぬしはありやなしや入口いりぐちならべし下駄げた二三足にさんぞく料理番れうりばん欠伸あくびもよすべき見世みせがゝりの割烹店かつぽうてんあり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さして立歸りやがて近所の湯屋ゆやの二階へ上りて夫となく樣子を聞糺きゝたゞし夫より近邊きんぺん割烹店れうりやへ上りひそかに千太郎を呼び出し初めて面會めんくわいに及び段々だん/\の挨拶も終りければ彼小夜衣よりの言傳ことづておちもなく物語りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
弗羅曼フラマン⦆とよばれる、割烹店レストランの中二階。孔雀草の群落。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
苛々いら/\した心地で人なだれに交つて歩いた事、兩國近い河岸の割烹店レストーランの窓から、目の下を飛ぶ電車、人車、駈足をしてる樣な急しい人々、さては、濁つた大川を上り下りの川蒸汽、川の向岸に立列んだ
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
轟然たる物の音響ひびきの中、頭を圧する幾層の大廈たいかに挾まれた東京の大路を、苛々いらいらした心地ここちで人なだれに交つて歩いた事、両国近い河岸かし割烹店レストーラントの窓から、目の下を飛ぶ電車、人車
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)