トップ
>
見極
>
みきは
ふりがな文庫
“
見極
(
みきは
)” の例文
避
(
さ
)
けようと思ふ代りに、私は却つて思ひ切つて——それを
見極
(
みきは
)
めたいと願ふのであつた。そしてイングラム孃は幸福な人だと思つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
白眼
(
にらま
)
へ越前只今の申條
過言
(
くわごん
)
なり昨日重役ども並に諸役人一同
相調
(
あひしら
)
べし御身分將軍の御落胤に相違なしと
見極
(
みきは
)
め
上聞
(
じやうぶん
)
にも
達
(
たつ
)
したる儀を其方一人是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
俄商人
(
にはかあきんど
)
はカンテラの
光明
(
くわうみやう
)
と
木陰
(
こかげ
)
の
薄
(
うす
)
い
闇
(
やみ
)
との
間
(
あひだ
)
に
立
(
た
)
つた
其
(
そ
)
の
姿
(
すがた
)
が
明瞭
(
はつきり
)
と
見極
(
みきは
)
め
難
(
がた
)
いので、
頻
(
しき
)
りに
目
(
め
)
を
蹙
(
しか
)
めつゝ
求
(
もと
)
められる
儘
(
まゝ
)
に
筵
(
むしろ
)
の
端
(
はし
)
に
立
(
た
)
つて
西瓜
(
すゐくわ
)
を
出
(
だ
)
して
遣
(
や
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
店先から入つて子分共の關所を通つた客でなければ會ふ筈もなく、どんな親しい人と
見極
(
みきは
)
めが付いても、嚴重な雨戸の締りを外して、庭から寢室へ直接客を通すなどといふことは
銭形平次捕物控:136 鐘五郎の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
左の脇腹に三寸余り
切先
(
きつさき
)
が
這入
(
はひ
)
つたので、
所詮
(
しよせん
)
助からぬと
見極
(
みきは
)
めて、平八郎が
介錯
(
かいしやく
)
した。渡辺は色の白い、少し歯の出た、温順篤実な男で、年齢は
僅
(
わづか
)
に四十を越したばかりであつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
貫一はその
相貌
(
そうぼう
)
の
瞥見
(
べつけん
)
に
縁
(
よ
)
りて、
直
(
ただ
)
ちに彼の性質を
占
(
うらな
)
はんと
試
(
こころむ
)
るまでに、いと善く
見極
(
みきは
)
めたり。されども、いかにせん、彼の相するところは始に疑ひしところと
頗
(
すこぶ
)
る一致せざる者有り。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
は
仕事
(
しごと
)
の
見極
(
みきは
)
めがついたのでおつぎを
連
(
つ
)
れて、
其
(
その
)
晩
(
ばん
)
の
惣菜
(
そうざい
)
の
用意
(
ようい
)
をする
爲
(
ため
)
に一
足
(
あし
)
先
(
さき
)
へ
田
(
た
)
から
歸
(
かへ
)
つた。
女房
(
にようばう
)
は
忙
(
いそが
)
しい
思
(
おも
)
ひをしながら
麥
(
むぎ
)
を
熬
(
い
)
つて
香煎
(
かうせん
)
も
篩
(
ふる
)
つて
置
(
お
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当