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被
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かぶさ
ふりがな文庫
“
被
(
かぶさ
)” の例文
吼
(
ほ
)
ゆる
荒熊
(
あらくま
)
と一しょにも
繋
(
つな
)
がれう、
墓
(
はか
)
の
中
(
なか
)
にも
幽閉
(
おしこ
)
められう、から/\と
鳴
(
な
)
る
骸骨
(
がいこつ
)
や
穢
(
むさ
)
い
臭
(
くさ
)
い
向脛
(
むかはぎ
)
や
黄
(
き
)
ばんだ
頤
(
あご
)
のない
髑髏
(
しゃれかうべ
)
が
夜々
(
よる/\
)
掩
(
おほ
)
ひ
被
(
かぶさ
)
らうと。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ここで手を離して、
沓脱
(
くつぬぎ
)
の石に熊笹の生え
被
(
かぶさ
)
った
傍
(
わき
)
へ、自分を開いて教えました。障子は両方へ開けてあった。ここの沓脱を踏みながら、
小手招
(
こてまねき
)
をしたのでしょう。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
藥草類
(
やくさうるゐ
)
を
撰
(
え
)
ってをったが、
顏
(
かほ
)
は
痩枯
(
やせが
)
れ、
眉毛
(
まゆげ
)
は
蔽
(
おほ
)
い
被
(
かぶさ
)
り、
鋭
(
するど
)
い
貧
(
ひん
)
に
躯
(
み
)
を
削
(
けづ
)
られて、
殘
(
のこ
)
ったは
骨
(
ほね
)
と
皮
(
かは
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
五
分
(
ぶ
)
刈
(
がり
)
の
伸
(
の
)
びたのが
前
(
まへ
)
は
鶏冠
(
とさか
)
の
如
(
ごと
)
くになつて、
頷脚
(
えりあし
)
へ
刎
(
は
)
ねて
耳
(
みゝ
)
に
被
(
かぶさ
)
つた、
唖
(
おし
)
か、
白痴
(
ばか
)
か、これから
蛙
(
かへる
)
にならうとするやうな
少年
(
せうねん
)
。
私
(
わし
)
は
驚
(
おどろ
)
いた、
此方
(
こツち
)
の
生命
(
いのち
)
に
別条
(
べつでう
)
はないが、
先方様
(
さきさま
)
の
形相
(
ぎやうさう
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
五分刈
(
ごぶがり
)
の
伸
(
の
)
びたのが前は
鶏冠
(
とさか
)
のごとくになって、
頸脚
(
えりあし
)
へ
撥
(
は
)
ねて耳に
被
(
かぶさ
)
った、
唖
(
おし
)
か、
白痴
(
ばか
)
か、これから
蛙
(
かえる
)
になろうとするような少年。
私
(
わし
)
は驚いた、こっちの
生命
(
いのち
)
に別条はないが、
先方様
(
さきさま
)
の
形相
(
ぎょうそう
)
。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“被”を含む語句
被仰
頬被
引被
被衣
被布
上被
被居
法被
被入
被物
頭被
被来
被下
蔽被
面被
外被
押被
被遊
打被
被存候
...