“痩枯”の読み方と例文
読み方割合
やせが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藥草類やくさうるゐってをったが、かほ痩枯やせがれ、眉毛まゆげおほかぶさり、するどひんけづられて、のこったはほねかは
公の清らに老い痩枯やせがれたるさまの頼りなさ、それに実生の松の緑りもかすけき小ささ、わびきったる釣瓶なんどを用いていらるるはかなさ、それを思い、これを感じて
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そしたらまあ何という変り方でございましょう、あんなにも美しかった童子は、病の床について痩枯やせがれていられ、同じくやつれた阿闍利さまがその枕べに坐っておられました。
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)