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痩枯
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やせが
ふりがな文庫
“
痩枯
(
やせが
)” の例文
藥草類
(
やくさうるゐ
)
を
撰
(
え
)
ってをったが、
顏
(
かほ
)
は
痩枯
(
やせが
)
れ、
眉毛
(
まゆげ
)
は
蔽
(
おほ
)
い
被
(
かぶさ
)
り、
鋭
(
するど
)
い
貧
(
ひん
)
に
躯
(
み
)
を
削
(
けづ
)
られて、
殘
(
のこ
)
ったは
骨
(
ほね
)
と
皮
(
かは
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
公の清らに老い
痩枯
(
やせが
)
れたるさまの頼りなさ、それに実生の松の緑りもかすけき小ささ、わびきったる釣瓶なんどを用いていらるるはかなさ、それを思い、これを感じて
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そしたらまあ何という変り方でございましょう、あんなにも美しかった童子は、病の床について
痩枯
(
やせが
)
れていられ、同じくやつれた阿闍利さまがその枕べに坐っておられました。
あじゃり
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
芸術に生き、芸術に滅びてもらいたかった。
雄々
(
おお
)
しく戦って、
痩枯
(
やせが
)
れた
躯
(
からだ
)
を舞台に横たえたとき、わたしたちはどんなに、どんなに彼女のために涙をおしまないだろう。讃美するだろう。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
痩枯
(
やせが
)
れた坊主の易者が出るが、その者は、何となく、幽霊を済度しそうな、怪しい、そして
頼母
(
たのも
)
しい、呪文を唱える、堅固な行者のような
風采
(
ふうさい
)
を持ってるから、
衆
(
ひと
)
の忌む処、かえって、底の見えない
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“痩”で始まる語句
痩
痩躯
痩形
痩我慢
痩馬
痩腕
痩身
痩肉
痩衰
痩浪人