“枯痩”の読み方と例文
読み方割合
こそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし肉は、枯痩こそうのせいか革を噛むように不味まずかった。マヌエラ、私がなにをしようと許してくれるだろうね。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
狂画葛飾振の図中には痩細やせほそりしあし、肉落ちたる腕、聳立そばだちたる肩を有せる枯痩こそうの人物と、かたちくずるるばかり肥満し過ぎたる多血質の人物との解剖を見るべく
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ながい、絶食と塩分の枯痩こそうとで、そのゴリラは骨と皮になっていた。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)